episode52 ページ4
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初めて彼に作った朝ご飯
待たせたくないから短時間で出来るものを
作ったけれど
食卓に並べるとそんな感じ……普通。
もう少し腕を振るえばよかった
あー、後悔。
・
準備が終わったのを見兼ねて
嬉しそうにやってきた
｢うわーっ！うまそ！｣
｢ほんと？｣
｢ほんと。久しぶりに朝から手料理食べるもん｣
とても嬉しそうに手を合わせて
頂きます、と言うと勢いよく食べ始めた
誰かの為に朝ご飯作るなんて……
ましてやこんなに喜んで食べてくれて
嬉しい以上の言葉が見つからない。
・
勢いよく進んでいた箸が急に止まり
ご飯に向けられていた視線が私に移る
｢あのさ、多分今日は昼飯一緒に食べれないわ｣
｢そうなんだ、分かった。｣
ってことは剛典と食べようかな
でも今日も争奪戦だろうしなー。
そんな事を考えていると彼が笑った
｢まあななこなら親友ってこと皆知ってるから
恨まれるとかそんな事はないでしょ笑｣
彼と考えていた事。
同じだったみたい。
本当に剛典とのお昼の特等席
あの争いの激しさは底知れない
剛典が好きそうな料理を選んで
気に入ってくれそうなお店の雰囲気を探して
誘う彼女たちも命懸け。
あんなイケメンで頭も良くて
女性に優しいオトコを放って置くわけがない。
｢そっか。なら大丈夫だね笑｣
｢がんちゃん、モテすぎて相当疲れてると思うよ笑｣
｢剛典は……ねぇ。｣
剛典は……。
私が幾度となく呟いてきた
"剛典は彼女作った方がいい"
私が言い過ぎたのが悪かったのか
最近、彼はこの言葉を言うと
少し嫌な顔をする。
ただ心配なだけなのに。
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nanako(プロフ) - みなさん» みなさん、お待たせしてすみません。その分楽しんでいただけるようしっかり頑張ります (2018年1月22日 22時) (
レス) id: 5d501e85c1 (このIDを非表示/違反報告)
寝夢@ノーアル団(プロフ) - 彼処のコメント欄が閉められてたので此処から失礼します。二人の地図��のオリフラ外し忘れてますよ (2017年10月8日 10時) (レス) id: 671ce60c1e (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 更新まってます(>_<) (2017年6月29日 1時) (レス) id: 3530b50429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanako | 作成日時：2017年3月13日 23時
