I love your laughter (Shota Totsuka) part２

３３ 戸塚side ページ3

テレビ局の人「さっきの女性知り合いですか？？」


さっきからAちゃんについて聞かれるばかり


「そうですよ、最近知り合ったばかりなんですけどね」


テレビ局の人「そうなんですね！すっごい美人でしたし、ジャニーズはやっぱり違いますね！！」



なんて言われる始末。
確にAちゃんはかわいい。
美人で気が利くし、飾ってなくてどこか幼さが残るあの雰囲気は心が落ち着く。


でもさ、知ってるからこそ他人の目が気になるわけで。さっきからこの人はAちゃんについてしつこいし。

山口？って男の人。あれは同僚って言ってたけどそう思ってるのはAちゃんだけで彼はきっと好意をもっているんだろう。



あぁあ！！仕事どころじゃないよ。


Aちゃんで頭がいっぱいだ。


どうにかしないと取られてしまうのに。

取られてしまってからでは遅いのに。

でも、そんなこと言えなくて。

もどかしさを感じながらもなんとか打ち合わせを終えて外に出ると雨が降り出していた。


東京も梅雨入りしたらしい。
Aちゃん。風邪ひかないといいな。なんて。
自分の体調も気をつけなきゃ。



そう思いながらタクシーをひろった。

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