I love your laughter （Shota Totsuka） (ページ24)

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お会計を済ませて外に出て行くと少し冷たい風が吹いていた。春とはいえど夜は少し寒い。

戸塚「寒くない？大丈夫？」

そうやって気にしてくれるとっつーはほんとに紳士的な人だとつくづく思う。

帰りの車の中でかかっていた音楽にA.B.C-Zの曲があった。

「この曲いい曲だね」

戸塚「だろ？？俺も好きなんだ」

君がいい君だけがいい
眠れないこの夜が離れ離れを試しても
終わらない時の中で
変わらない思いを僕達が証明しよう

とっつーはすこし口ずさみながら夜の夜景に目をやっていた。

「もう家についちゃったね。今日はありがとう！とっても楽しかったよ♪今度はお家に手料理食べに来てね」

戸塚「時間が経つのは早いね。こちらこそありがとう、手料理が食べれるの楽しみにしてるから」

「うん、おやすみなさい」

戸塚「おやすみなさい」

そう言って窓から顔を出して手を振り走って行ってしまった。
さっきまであった心の満たされた思いはすぐ消えてしまい残ったのは寂しさだけだった。