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『…ねえ、どうしたの、廉、！っ』
俺の普段見せない態度に驚いて、その中に少しの怯えを含んだ彼女が俺のことを呼びかけるけど、
今は聞こえないフリをした。
『…ん、いった、っ！』
誰もいない俺の家に入って、鍵を閉めて、彼女を玄関のドアに押し付けた。
廉「…まだ、忘れられへんの？」
『…ぇ、』
彼女が怯えてる。わかってはいるのに感情が追いつかんくて。
ドアに押し付けている彼女の手首にかける力をより1層強くすれば、Aは顔を歪めて、
…その顔がとても綺麗だと思えた。
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廉「…今更再会するとか、うざいねん。」
『…んぅ、っ』
怯えた表情で俺を見つめるAの唇に口付けて、
深く深く、舌を絡める。
小さな力で抵抗しようとしてくるけど、女のAが男の俺の力に勝てるわけなくて。
その彼女のか弱さに、とてつもなくゾクゾクした。
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『…ん、どっしたの、っ、』
唇を離せば、潤んだ瞳が俺を捕らえる。
愛おしくて、儚くて、絶対離したくなくて。
あんなに大切にしてきたのに。
今まで隠してきた彼女への気持ちが溢れて、いとも簡単に彼女を壊していく。
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廉「…お前は、俺のことだけ考えとったらええねん。」
誰も邪魔できない俺ら2人だけの空間の中で、
狂ったように彼女を求めて、彼女を激しく抱いた。
彼女が俺に向けるものとは比べ物にならない程の俺の重たい愛を知って、俺に怯えて、そのまま俺だけに従ってくれればええのに、なんてそんなことを考えてながら。
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ななせ(プロフ) - ななみさん» 嬉しいです！！これからもっと面白く出来るように頑張ります！ (2020年4月18日 20時) (
レス) id: e113544416 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - はじめまして。読みはじめてから、どんどん話に引き込まれて、ここまで一気に読ませて頂きました。先が気になります！更新楽しみにお待ちしております。 (2020年4月18日 20時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - かほさん» 嬉しすぎます、、！これからもう少しだけ重くなる予感がするんですけどお楽しみにしていてください！笑 (2020年4月13日 22時) (レス) id: e113544416 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - ふーみんさん» 全話読んでくださってありがとうございます！これからもお楽しみに！(^ ^) (2020年4月13日 22時) (レス) id: e113544416 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 初めて読みましたが非常に面白いです！こういう重いの大好きです！(笑)これからも楽しみにしております〜〜 (2020年4月13日 17時) (レス) id: 43e673b672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななせ | 作成日時：2020年2月8日 19時
