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優太が引っ越してから1年経って、
俺たちは高校1年生になった。
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廉「ほらもう遅刻すんで！はよ！」
『待って廉！マフラー忘れた！』
今日寒いのに！なんて焦るAは、昔からどこかぬけてて、
廉「しゃーないから今日は俺の巻いとき」
『え！廉優しい！今日の廉は神様みたいだね珍しく』
廉「うるさい黙って巻いとけ」
そんな彼女のぬけてる部分をカバーするのは昔からずっと俺だった。
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優太が引っ越して毎日のようにAは泣いとったけど、俺がずっと傍にいて慰めて、
…結局夏休みも優太は戻ってこらんかったし。
この1年で俺はどうにか彼女にとっての"1番"のポジションについた。
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廉「…あ、今日あそこのカフェオープン日やなかったっけ？」
『あー！あの駅前の？あ確かそうだったかも』
廉「行きたい言うてたやんA」
『言うてた』
廉「…行こか今日の放課後」
『え！行きたい！』
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…ほら、もう優太がおらんくても大丈夫やろ？
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少しずつでいい。
彼女の中にまだいるであろう優太の存在がだんだん薄れていって、その間に俺が入り込んで、
いつか、彼女が俺のことを好きだと思ってくれる日がくればいいな、なんて俺はこの1年ずっと思っとった。
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ななせ(プロフ) - ななみさん» 嬉しいです！！これからもっと面白く出来るように頑張ります！ (2020年4月18日 20時) (
レス) id: e113544416 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - はじめまして。読みはじめてから、どんどん話に引き込まれて、ここまで一気に読ませて頂きました。先が気になります！更新楽しみにお待ちしております。 (2020年4月18日 20時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - かほさん» 嬉しすぎます、、！これからもう少しだけ重くなる予感がするんですけどお楽しみにしていてください！笑 (2020年4月13日 22時) (レス) id: e113544416 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - ふーみんさん» 全話読んでくださってありがとうございます！これからもお楽しみに！(^ ^) (2020年4月13日 22時) (レス) id: e113544416 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 初めて読みましたが非常に面白いです！こういう重いの大好きです！(笑)これからも楽しみにしております〜〜 (2020年4月13日 17時) (レス) id: 43e673b672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななせ | 作成日時：2020年2月8日 19時
