【ころん】僕はただ。【さとみ】 (ページ6) - 小説

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# 4 ページ6

時間が経つにつれAに対しての当たりは日に日に強くなっていった。

「七瀬まじウザイ」「きもい」

「あの笑顔どこいったんだろ(笑)」

「お願いだから近くにこないでよ(笑)」

暴言、暴言...

辛くて逃げたら笑われ者。

そんな逃げ場のない君に。

僕は君の手をとる。

『...またやられた.?大丈夫.?』

君にとってたった一人のヒーローに、

君は僕が居ないと駄目なんだ。

僕だけ。

「ころんくんは、優しいね。」

僕の目を見ながら微笑む。

当たり前じゃん。

僕は君だけのヒーローさ。

この時、僕だけだと思っていた。

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作者名：半・不透明人間 | 作成日時：2019年9月2日 18時