マフィアと探偵 3

9話 ページ10

部下Ａ「な、何だ！！離せ！！」


部下Ｂ「いったいこれはどういうことですか！？」


次々と拘束されていく部下達にリンネは黙ったまま。するとリンネの部下がディーノの部下の顔をつかんだ。そして、


ビリリリリッ


全員「！！？」


部下ａ「リンネ様！！」


どうやらディーノの部下に変装した敵のマフィアであった。その様子に部下が声をかける。


リンネ「こいつらを全員拘束しろ、それから誰にもここを通すな」


部下達「はっ！！」


リンネの言葉に返事をした部下達、リンネはそのままホテルへと歩き出す。


佐藤「ま、待ってください！！一人でいくなんて危険です！！」


高木「せめて我々だけでも同行させて下さい！！」


そう言って佐藤と高木は追いかけようとするが、部下によって阻まれる。


後ろで刑事達が何か言ってるがリンネは無視して歩き続ける。


そして扉に手をかけてゆっくりと開けたリンネはそのまま中へはいる。


そんな様子に敵のマフィアは唖然となり刑事達はがっくりと肩を落とした。


敵Ａ『……嘘だろ』ボソッ


敵Ｂ『ホテルにかけた結界をあっさりと突き破った！？』ボソッ


どうやらこのホテルに結界をかけていたらしい。そんな様子に敵のマフィア達はボソボソとイタリア語で呟いたのであった。


その頃、


敵Ｃ「ぐわっ！！」


敵Ｄ「グホォ！！」


守護者の攻撃によって次々と倒れていく敵の部下達。残りはボスであるブレインだけであった。


ブレイン「……ふむ、まさかここまでやるとはな」


関心を寄せるブレインにツナは息を切らしながら睨みつける。


あまりにも敵の多さに守護者の体力は限界に近かった。


するとまだ動ける雲雀と骸がブレインに攻撃を仕掛けた。ブレインは驚きもせずに拳を構えた。


雲雀はトンファーで顔面を狙うがブレインはそれを手で受け止めてぶん投げる。


投げられた雲雀はそのまま壁に激突し壁にヒビが入る。


コナン「雲雀さん！！」


超ツナ「！？」


その様子にツナは驚きコナンは声をあげる。そして今度は骸が三叉槍を構えて幻覚を使うが、


ドゴッ、バキッ！！



骸「グハァ！？」


ブレインの蹴りと拳によって吹き飛ばされた。



獄寺「コイツっ……雲雀より強え！！」



山本「一つも傷がついてない……」



あまりの強さに驚く獄寺と山本、了平も拳を構え応戦するがあっさりと撃沈する。


ブレイン「どうした小僧ども、……早く来たまえ」

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