マフィアと探偵 3

番外編二人の約束 4 ページ28

パァン、パァン、パァン！！


敵Ｂ「うわっ！！」


敵C「グッ！！」


敵D「グワッ！！」


襲いかかる敵達に容赦無く撃ち込む。そして敵達の手や足に当たり敵達は倒れこむ。



敵E「お、おい！！逃げるぞ！！」


シェリアの存在に怯えたのか敵達は次々と逃げて行く。


Ｇ「おい、待ちやがれ！！」


そう言ってGIRUは追いかけようと走り出すと、


シェリア「待て、GIRU。雨月を連れてそのまま追いかけろ！！」


シェリアの言葉にGIRUは頷き雨月と一緒に走り出した。


シェリア「アラウディとDEMONは裏路地からまわって！！そこで挟み撃ちにする！」


シェリアの言葉に頷いた二人は裏路地に入り姿を消した。そんなシェリアの様子にナックルが話しかける。



ナックル「俺たちはどうすればいいんだ？」


シェリア「ランポウと一緒に逃げ道を塞げ！敵に遭遇したら気絶でもさせろ！！」


ランポウ「ええ〜〜！？そんn「いいから行くぞ！！」ちょっ、わかったもんね！！」



メンドくさいと言いかけたランポウにナックルは腕を引っ張り走り出す。


二人が見えなくなったのを見てシェリアは屋根から飛び降りる。


ジョット「……シェリー」


シェリア「勘違いしないでくれる？私は貴方の為にやったわけじゃないから」


そう言ってシェリアはそっぽを向いて冷たく言い放つ。


そうして、シェリアの作戦により敵達は捕まり無事に事件は解決したのであった。



夜、



ジョット「皆、今日はありがとう。皆のおかげで街は平和になった今夜はゆっくり楽しんでくれ！！」


事件が解決したのを期に守護者達とパーティを開いた。


ランポウ「こうして事件が解決したのもシェリーのおかげだもんね！！」


ワインボトルを掲げながらシェリアに近寄るランポウ。もうすでにベロンベロンに酔っている。


ナックル「そうだな！シェリーがいなければ俺たちはやられてたぞ」


腕を組んで頷くナックル、するとGIRUが気になることを言ってきた。


Ｇ「そう言えばお前、ジョットの頼みをすぐに受け入れたって聞いたが本当なのか？」


GIRUの言葉に反応した皆が一斉にシェリアに視線を向ける。そんな様子にシェリアはため息をついて口を開けた。


シェリア「……別に、一度断ったらネチネチとしつこく迫ってくるのを知ってるから引き受けただけよ」



ジョット「それは……、すまなかった」


シェリアの嫌味を含んだ言葉にジョットは苦笑いして謝る。

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