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26話 ページ26

バーボンの言葉にジンは睨みつけるが、タバコを取り出し、火をつける。


一服したところでジンはふと空を見上げる。

ジン(……そう言えば、あいつとあった時月が隠れていたな……)


ジンは5年前に出会った女のことを思い出す。怪我を負い逃げ惑う中、一人の女が助けられ姿を消した彼女にいくら探しても見つからなったがそれでも密かに探している。


そんな思いを振り払って皆の方へ振り返り、ジンは自分が考えた作戦を話した。


その頃、


中国のとある繁華街の屋根の上に黒いシャツに黒いズボン、黒いブーツを履いたリンネがいた。


視線の先にはFBIの捜査官であろう男達が何か話している。


リンネは耳につけているイヤホンで会話を聞き取った。


男A≪おい、どうだ?≫


男B≪ダメだ、セイバーカンパニーの社長が何処にもいない……≫


男C≪とにかく探して保護するぞ!≫


その言葉に頷き、男達は走り去っていった。リンネはそれを見計らうかのようにフックショットで屋根から降りていった。


イヤホンに耳を傾けながら、リンネはライフルを持って走りだす。


どうやらFBIはセイバーのボスを保護しようとしているが、肝心の本人が行方不明になり現在捜索しているらしい。


リンネ「FBIまでいるとは……さすがに驚いたわね」


そう言いながらもリンネは繁華街の裏路地に入り、フックショットで移動しながら頭の中でマスターからもらった地図を思い浮かべる。


リンネ(……目的地まであと少し、何か移動手段を考えないと)


そう思いながらリンネは屋根から降り、非常口の扉を開け裏へと通っていく。
入り組んだ道を抜ければ、川が流れる音が聞こえた。


あの川を通れば近道になる。そう思ってリンネは歩き出そうとしたとたん。


パァン、パァン、パァン!!


突然川の方から銃声が聞こえた。リンネは眉を寄せながら様子を見ると、黒い格好をした連中が慌てた様子で屋根のないボートに乗り込んでいた。


リンネはしゃがみこみ、持っているライフルのスコープで覗き込む。指でゆっくりスコープを回し拡大すると、銀髪の男と大柄な男にライフルを構えている男女二人がいた。


リンネ「……あら、久しぶりね」



そう呟くリンネに今度はFBIの捜査官らしき人物が物陰に隠れながら銃を撃っている。


リンネ「……連れがいたのね」


追われているとわかったリンネはライフルを構えなおし銃口をFBIの一人の男に向ける。

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もっさん(プロフ) - ふと思いついたストーリーなので、思うがままに書いています。 (2017年10月19日 8時) (レス) id: b8e548f9f4 (このIDを非表示/違反報告)
酒海 - あの、32話って、バイオハザードのエイダさんのストーリ−に似ているようですが、もしかしてバイオハザードのエイダさんのストーリーを参考にしましたか?違ったらすいません。 (2017年10月19日 1時) (レス) id: 01ea6a9f39 (このIDを非表示/違反報告)
ムンムン(プロフ) - 天上天下のネタらしきものが入っていて、ワクワクしました。応援してます。 (2017年9月18日 10時) (レス) id: 8507f2e4c0 (このIDを非表示/違反報告)
から - やばみ…夢主ちゃんの性格よき…しかもジンが夢主ちゃん好きってとこがやばいです!!!!続き楽しみにしてます!!!!頑張って下さい!!!!!!!! (2017年6月12日 0時) (レス) id: 057c14ed72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もっさん | 作成日時:2017年5月20日 21時

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