24話 ページ24
夜、
中国のとあるカジノで背中を大きくあけ黒いチャイナドレスを身に纏い長い黒髪を簪でまとめて歩くリンネがいた。
ここは裏社会の人間しか入れないカジノ、情報を集めるのはとっておきの場所なのでリンネは情報を集めるためにカジノへやってきたのだ。
すると、
男A『おー、クロ!久しぶりだな』
男B『今日も美しいな、また情報収集かい?』
リンネ『ええ、今回は面倒な仕事なの』
中国語で話しかける男達にリンネは軽く返事をする。
クロとはリンネの愛称のようなものだ、リンネのことを知ってる人間は彼女のことをクロと呼ぶ者が多い。
理由はいつも黒い服を着て現れるため、いつの間にかそう呼んでいるらしい。
通りがかった人々に軽く挨拶をすませ、リンネはとあるバーへ入っていった。
戸惑いもなくカウンターに座り、グラスを磨いていたマスターがリンネに気づく。
マスター『いらっしゃいクロ、今日は何飲む?』
中国語で尋ねるマスターにリンネは首を横に振る。
リンネ『今日は仕事なの、だからまた今度にしてくれる?』
とは言いつつも、実際の年齢は未成年なのに酒は平気で飲んでいる。いくら飲んでも全く酔わないため、ヴァリアーの幹部達からザルだと言われる。
マスター『……で、どんな情報だい?』
磨いていたグラスを置き少し前のめりになって尋ねる。
実はこのマスターはバーに来るマフィアや殺し屋の話を耳に入れているため、とっておきの情報を手にしている。
そんなマスターの言葉にリンネは真剣な表情で肘をテーブルにつき口を開けた。
リンネ『サイバーファミリーの情報が知りたい』
リンネの言葉にマスターは少し目を見開き、頷きながら答えた。
マスター『ああ、知ってるとも、ここはそいつらが牛耳っている所だからな。……ここから東に大きなビルがあるだろ?そこは奴らが経営している』
その言葉を聞いてリンネは目を細める。そういえばここにくる途中で大きなビルが目立っていたのを思い出す。
そんなことを考えているとマスターが胸ポケットから地図を出した。
リンネ『……これは?』
マスター『奴等が関係しているここら辺の建物だ。特にこの赤い点はセイバーが深く関わっていると噂になっている場所だ』
そう言って赤い点を指で突き説明するマスター、地図を見てみるとほとんどが工場や高級そうなビルだけが示している。
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もっさん(プロフ) - ふと思いついたストーリーなので、思うがままに書いています。 (2017年10月19日 8時) (レス) id: b8e548f9f4 (このIDを非表示/違反報告)
酒海 - あの、32話って、バイオハザードのエイダさんのストーリ−に似ているようですが、もしかしてバイオハザードのエイダさんのストーリーを参考にしましたか?違ったらすいません。 (2017年10月19日 1時) (レス) id: 01ea6a9f39 (このIDを非表示/違反報告)
ムンムン(プロフ) - 天上天下のネタらしきものが入っていて、ワクワクしました。応援してます。 (2017年9月18日 10時) (レス) id: 8507f2e4c0 (このIDを非表示/違反報告)
から - やばみ…夢主ちゃんの性格よき…しかもジンが夢主ちゃん好きってとこがやばいです!!!!続き楽しみにしてます!!!!頑張って下さい!!!!!!!! (2017年6月12日 0時) (レス) id: 057c14ed72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっさん | 作成日時:2017年5月20日 21時