マフィアと探偵

28話 ページ31

笹川の疑問に雲雀が答える。


雲雀「そこにいるメガネがきっかけじゃない？」

雲雀の言葉に骸達が思わずコナンに視線を向ける。

骸「そういえば…山本武がリンネを怒らせたヤツがいたと言っていましたね」

骸の言葉にコナンは思わず視線をそらす。


コナン(アハハ…そういえばリンネさんを怒らせたからなぁ)

ホテルでの会話を思い出し、リンネの怒りに触れたことを後悔するコナンだった。


すると一体のゴーラ・モスカがリンネに向けてミサイルを撃ってきた。

コナン「…！リンネさん危ない！！」

コナンの言葉に反応し、ミサイルをかわしゴーラ・モスカの腕を切る。

しかしもう一発撃つはずだったミサイルが腕についていて、そのまま天井に向かって突撃した。


その影響で天井が崩れ落ち、リンネの真上に落ちてきた。

「「「リンネ(さん)！！」」」

笹川、安室、コナンの声に反応してリンネは上を見上げる。

そして天井の瓦礫が大量に落ちものすごい土埃が舞った。

コナン「う、うそ…？」

安室「そんな…まさか…」

コナンたちが驚いているなか、骸達は平然とした顔をしている。すると
土埃がおさまったのか、視界が良くなった。
よく見ると黒い大きな影がはっきりと写っている。
「「！？」」

完全に視界がはれ、見えた先には黒くて大きな蛇だった。しかも天井につくぐらいの大きさだった。
すると蛇が動き出し頭を上げる。蛇の中にいたのは紅姫を肩に置いたリンネがいた。

骸「おやおや…あれを見るのは久しぶりですね」

コナン「え？」

骸の言葉にコナンが反応する。そういえばリンネの腰に二つのボンゴレボックスがあったことを思い出す。

笹川「あれは…リンネのもう一つのボンゴレボックスでないか！！」

蛇を見た笹川が驚く。なんせリンネが滅多に出さないボンゴレボックスだからだ。(リンネを怒らせない限り)

リンネ「………ロア」

すると今まで黙ってたリンネが黒蛇…ロアを呼ぶ。

シァァァァァ！！

突然ゴーラ・モスカの方に吠え出し始めた。なんと頑丈だったはずのゴーラ・モスカがひび割れだして崩れ落ちていく。

そして粉々になり、一体残さず破壊した。


コナン「す、すごい……」


安室「あれが月の守護者……」


コナンと安室が感心するなか、リンネは黒いボックスを出しロアを呼ぶ。


リンネ「ロア」


するとリンネの呼びかけに応じるようにロアの身体は黒い炎になりボックスの中に入っていった。

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