マフィアと探偵 番外編 ２

39話 ページ40

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リンネ「さぁ、覚悟してもらおうかしら？」


ラース「しまった！？」





困惑だった状態のラースをリンネは素早く腕を切り落とした。




ラース「ア"ァ"ッ！！？」


リンネ「悪いけど両腕を切り落とさせてもらったよ、貴方にいくつか聞きたい事があるからね」





切り落とされた両腕の痛みに暴れまわるラースを赤井が拘束する。





リンネ「どうやってこちらの行動を知った？」


ラース「クッ……色欲の罪、ラストの……精神能力……ですよ……」


赤井「精神能力？」


リンネ「成る程、こちらの状況を知るために態とクロームを人質に取って操っていたか……」




眉間に皺を作りリンネが連絡を取ろうとすると、ラースが突然笑い出した。





赤井「………何がおかしい？」


ラース「今更……増援を…………送る…………なんて……無駄………ですよ…………貴女の仲間……………は今頃………死ん……でる……でしょうが……」


リンネ「あの時の彼等ならそうでしょうね、けど今のアイツ等を舐めないでもらいたいわ」


ラース「フッ………そう………か………」





そう言ってラースは呼吸が浅くなり、動かなくなってしまった。




赤井「………死んだか」




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バジル「リンネ殿、赤井殿！！」


リンネ「……来たかバジル、この遺体をお願いできる？」


バジル「わ、分かりましたでござる！」




バジルが到着し、ラースの遺体を任せるとリンネと赤井は立ち上がった。




赤井「俺も手伝おう、もしかしたら追っ手がやって来るかもしれん」


バジル「かたじけない、お願いするでござる。リンネ殿、我々と御同行を………リンネ殿？」






リンネの返事が無く赤井とバジルが後ろを振り返るとリンネの姿がなかった。





バジル「リンネ殿？リンネ殿！？」


赤井「…………まさか」




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リンネ「ヴッ！？」





痣の痛みに足を止めたリンネ、





リンネ「早くしないと……」

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