50話 ページ10
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……どういう事？兄弟……？
あのタコに家族がいるなんて何処にも……
何かの罠？いや、シロとイトナの会話に嘘をつく視線や癖なんて無かった
シロ「驚かせてすみませんね烏間先生、なにせあの子は機密中の機密事項だ。現場の貴方が知らされていないのは無理なきこと……ですが保証します。
あの子は確かに殺せんせーの弟、放課後には誰の目にもそれが明らかになる」
……そうね、いくら考えたって時間の無駄だわ
放課後の勝負でイトナとシロの正体を出来るだけ探れば良い話よ
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放課後、生徒達がいる教室に向かうと何やら机の位置が変わっていた
ビッチ「机のリング……！？」
烏間「ああ、まるで試合だ……こんな暗殺仕掛ける奴は初めてだ」
シロ「ただの暗殺では飽きるでしょ殺せんせー、ここはひとつルールを決めないかい。リングの外に足が着いたらその場で死刑！！……どうかな？」
成る程、皆の前で決めたルールは……破れば先生
コイツには意外と効くのよねぇ……あの手の縛り
殺「……いいでしょう受けましょう。ただしイトナ君、観客に危害を与えた場合も負けですよ」
シロ「では合図で始めようか暗殺……
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＿＿＿＿開始！！」
その時、一本の黄色い触手が切り落とされた
私が……皆が驚いているのは切り落とされた触手では無い
イトナの暴れ狂うような白い触手に驚いたのだ
……嘘でしょ……触手！！？
いや待って、カルマの話と私の疑問がやっと解けた
雨の中手ぶらでも触手なら全部弾けてしまうから濡れるわけがない
殺「……………こだ」
俯いたタコの顔が怒りに染まるかのように黒くなる……
殺「どこで手に入れた！！その触手を！！」
シロ「君に言う義理は無いね殺せんせー、だがこれで納得したろう。両親も違う育ちが違う……だが……この子と君は兄弟だ」
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作者名：もっさん | 作成日時：2020年9月14日 9時
