44話 ページ4
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磯貝「……ビッチ先生」
三村「さすがにそれじゃ俺等だって騙せねーよ」
余りにも不憫に思ったのか磯貝と三村がイリーナを立たせると今度は彼女が逆切れした
ビッチ「仕方ないでしょ！！顔見知りに色仕掛けとかどうやったって不自然になるわ！！キャバ嬢だって客が偶然父親だったらぎこちなくなるでしょ！？それと一緒よ！！」
知らねーよそんなもん
ビッチ「それとリンネ！！アンタ情報屋でしょ！？カラスマの弱点とか無いわけ！？いつまでも見てないで私に協力しなさいよ！！」
リンネ「悪いけど私は任務を受ける時に契約交わしてるから探れないわよ……それに、あのタコに審判を任されてるからね。貴女やロヴロ氏に手を貸す気は無いわ」
ビッチ「き、聞いて無いわよそんな事！！」
リンネ「私の財布が人質にとられてるのよこっちの気持ちを考えろ小娘」
あの時の仕返しなのか、朝早くタコに財布を抜き取られ手を出したら財布の中身全部使う気なのよ……
さて、彼女の相手すると疲れるから戻るとするか
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＿＿＿
教員室にて、
烏間の隣の席で報告書を纏めていた私はチラリと斜め前にいる彼女を見た
緊張が走る中、突然窓が開かれロヴロがナイフを持って入って来た
成る程、正面から……
驚いた烏間は立ち上がろうとしたが床に奇妙な音がし、思わず視線を向ける
床板に細工……これなら相手をほんの一瞬反応を遅らせれるわ……でも
その時、烏間の左手がロヴロ氏の利き手を掴み机に叩きつける
そして今度は左膝に顔面ギリギリまで蹴りを決めた
烏間「熟練とはいえ、年老いて引退した殺し屋が先日まで精鋭部隊にいた人間をずいぶん簡単に殺せると思ったんだな」
………あれ、なんかやる気が出てる
落ちた対先生ナイフを拾い上げると目の前のイリーナに突き出した
烏間「わかってるだろうな、もしも今日やれなかったら……」
二人の心の悲鳴が何故か聞こえてくる
ビッチ「……何でアンタがビビってんのよ」
殺「負けないでイリーナ先生頑張って！！」
アンタ烏間に何したの
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作者名：もっさん | 作成日時：2020年9月14日 9時
