52話 ページ12
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シロ「脚の再生も終わったようだね。さ……次のラッシュに耐えられるかな？」
殺「……ここまで追い込まれたのは初めてです一見愚直な試合形式の暗殺ですが……実に周到に計算されている。
貴方達に聞きたい事は多いですが……まずは試合に勝たねば喋りそうにないですね」
シロ「……まだ勝つ気かい？負けダコの遠吠えだね」
殺「……シロさん、この暗殺方法を計画したのは貴方でしょうが……ひとつ計算に入れ忘れてる事があります」
シロ「無いね、私の性能計算は完璧だから……殺れイトナ」
イトナの触手がタコの上から降ってくる
さっき気づいた事なんだけど……同じ触手なら同じ弱点はある……それは
殺「おやおや、落とし物を踏んづけてしまったようですねぇ」
対先生ナイフ
殺「同じ触手なら……対先生ナイフが効くのも同じ、触手を失うと動揺するのも同じです……でもね先生の方がちょっとだけ老獪です」
そう言って先程脱皮した抜け殻をイトナに被せるとそれを持ち上げ思いっきり外へ投げた
派手に割れる窓ガラスに勢いよく転がったイトナ……もう勝負は着いたわね
殺「先生の抜け殻で包んだからダメージは無いはずですですが……君の足はリンクの外に着いている。先生の勝ちですねぇルールに照らせば君は死刑！！
……もう二度と先生を殺れませんねぇ」
まって……イトナの様子がおかしいわ
殺「生き返りたいのならこのクラスで皆と一緒に学びなさい、性能計算ではそう簡単に計れないもの……それは経験の差です。
君よりも少しだけ長く生き……少しだけ知識が多い、先生が先生になったのはね
この教室で先生の経験を盗まなければ……君は私に勝てませんよ」
イトナ「勝てない……俺が……弱い……？」
まずい……触手の色が……！！
イトナ「俺は強い……この触手で誰よりも強くなった……誰よりも……」
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作者名：もっさん | 作成日時：2020年9月14日 9時
