15話 ページ15
〜NO side〜
リンネ「……だからあの薬を毒薬だと部下に教えて裏切ってきた人間を実験に使ったわけ」
烏丸「そうだ、シェリーがいなければあの薬を完成することはできなかっただろう……だが、彼女は裏切った」
愉快そうに笑う烏丸の表情は笑っていたが、目は全く笑っていなかった。
リンネ「やはりどの人間も……欲の塊でできてるわ」
烏丸「ハハハ……そうかね?さて、そろそろお喋りはお終いにしておこう。これから君を始末しなければならない」
ガチャッ!!
二つの銃の音が部屋中に鳴り響いた。
リンネ「そう簡単に殺されると思う?」
烏丸「君にはジンを助けた礼もあるからね。本来ならば我々の部下にしたいが……」
リンネ「悪いけど、私は人の下に着くのは嫌いなの。……大人しく殺されてくれない?」
互いの睨み合いが続いていると、烏丸が突然笑い出した。
リンネ「………何がおかしいのかしら?」
烏丸「いや、何………そろそろ時間だと思ってね」
彼の言葉に眉をひそめたリンネ……すると、
ガチャッ
背後から扉が開いた音が聞こえ、私が咄嗟に振り向いたその時だった。
バァァン!!!
大きな銃声と飛び交う血の音が、部屋中に響きわたった。
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もっさん(プロフ) - 悠羽さん» ありがとうございます!銀魂の日記のネタを参考にしました!! (2019年3月30日 23時) (レス) id: 1335989aaa (このIDを非表示/違反報告)
悠羽(プロフ) - いつも楽しく読んでいます! 日記の下りはまさか銀魂!?めっちゃ面白いですっ! (2019年3月30日 23時) (レス) id: dc20c95a90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっさん | 作成日時:2019年3月10日 14時