8、彼女ノ事 ページ10
-引き続き中島敦 side-
潤「あぁ、藤原さんなら…」
国「毎回、昼出勤だ。…ったく」
中「昼出勤…ですか…」
太「深い意味は無いさ。ただ凄く朝に弱くてね。今朝も助けてって云おうとしたら云い切る前に"死ね"って云われたよ」
国「それは何時もの事だろう」
ナオ「まあA姉様は低血圧だそうですので…致し方ありませんわ」
中「はぁ…そうなんですね」
太「…Aが怖いかい?」
中「えっ!?」
____『…他人の価値観で自分という存在を決めるのは愚かな事だ。もし簡単に他に干渉される"己"なら、死んだ方がマシかも知れんな』____
中「……多少は…。ですが、云ってる事は的をえてると思ってます」
太「あれは彼女なりの優しさなんだよ。発言は一寸荒いけど」
藤原さん……いい人…って事だよな?
謎が多い人だ…
潤「でも凄い吃驚したんじゃないですか?藤原さんと初めてお会いした時」
中「谷崎さんも?」
見た目との差に驚かない人はいないと思う…
ナオ「確かに私達も驚きましたわ。あの美しいお顔で酒豪・喫煙者とお聞きしたので…」
中「えっ、酒豪…!?」
煙草は…あ、吸ってたな……
あの時の記憶は焦ってたのもあるし、正直あまりないけれど…
中「藤原さんってお幾つなんですか!?」
『22だけど』
中「うわあああぁぁああ!!?!?」
『うるさい』
中「うっ…」
いつの間に…
やっぱり怖い…かも
-中島敦 side 終了-
『うるさい』
この一言で直ぐに黙る敦。偉い。
『入社おめでと、敦』
中「…へ?…あっありがとうございます!…あれ?今、敦って…」
昨日まで
少年
とか
中島敦君
って呼んでたからね。
『だってもう探偵社の一員だろ?ならいちいちフルネームとか面倒だし』
国「今日は何時もより早かったな」
『事務所寄らずに直接此処に来たから』
潤「何故ここが分かったんですか?」
『与謝野先生がメールくれてね。直接行けば?って』
ナオ「なるほど…あっ!A姉様、是非こちらの席に!」
そう云ってナオミは、潤一郎との間にもう一つ椅子をおいた。
えっ、二人の間?
『えっ……ああ…此方空いてるから此処でいいわ…ありがと…』
色んな意味でやばそうだったので遠慮した←
・
・
中「そういえば、皆さんは探偵社に入る前は何を?」
シーーーン…
中「?」
『でた、その質問』
太「何してたと思う?」
中「へ?」
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ましろ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます!中て、の漢字と当て、の漢字は意味が同じだそうです。というのも私も調べながら使用しております(^_^;)なので、誤字ではないです!ただ常用では無い方の漢字を使用しただけになります! (8月26日 19時) (レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - このお話読んだばかりですが面白くて好きになりました。質問なんですが8.9話くらいの会話であった中てたらって当てたらの間違いですか?誤字なのかなと気になりました😖 (8月17日 21時) (レス) id: a9005c748b (このIDを非表示/違反報告)
桜川 奈々(プロフ) - Mさん» Google先生に翻訳して頂いております( ̄^ ̄゜) (2020年10月8日 1時) (レス) id: 9c4eef1db5 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - スペイン語喋れるんですか?! (2020年3月17日 5時) (レス) id: 5bd05575e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜川 奈々(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!続編さっき出しました!本篇まだですが早めに更新できるようにしますね! (2016年6月9日 23時) (レス) id: d2923cd544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈々 | 作成日時:2016年3月20日 21時