35、気分ノ差 ページ46
翌日。
どうやら今日は鏡花の"探偵社"での初仕事らしい。
敦と二人で仕事の内容確認をしている。
ああゆう初々しい姿はなかなか見れるものではない。目に焼き付けておこう。
『……………
なんか二人が兄妹みた__』
国「何をそんなに見つめているんだ阿呆」
(バンッ
『いッッッッた!!!いッた!!!ファイルで叩くとかないわ〜!!暴力反対〜〜!!』
独り言さえも遮ってくる国木田は鬼。
国「朝から喧しいわ!」
『突然後ろから叩くからだろうが!
で?なに?なんかあったから声掛けたんでしょ?
何も無かったら倍返しで叩くからな』
国「目が本気だぞ…。
社長から伝言だ。昨日の件で話があるそうだ」
『昨日の件…えー、昨日伝えた事で全部なんだけど』
首領_森さん_と遭遇してしまった件。社長にだけ伝えておいたのだ。
国「俺は昨日の件とやらすら知らん」
『そーでしたそーでした…伝言どうもー』
ひらひら、と手を振りそのまま社長室へと向かった。
・
・
-NO side-
入室してから数分で社長室から退出したAは、入室前と比べ何処と無く雰囲気が変わっていた。
−−鋭い何かを纏っているような、そんな雰囲気だった。
その変化に気付いた国木田は、Aに声を掛けようとした。
国「お__」
が、その前に遮られることとなる。
「国木田さん!!大変です!!」
国「…何があった?」
「泉さんの携帯電話に着信が……!!」
『!!』
国「!!判った。
賢治、行くぞ」
宮「はい!」
『待って、私も行く』
国「…珍しいではないか。何時も面倒臭いと云うお前が名乗り出るとはな」
『ちょーーーーーーっとばかし、暴れたい気分でねェ』
顔に笑みを浮かばせながら云うAに、嫌な予感を覚える国木田。
国「お前が暴れると関係の無い建物まで壊しかねん」
『そんな事云ってる場合じゃないと思うけど?
だって鏡花の携帯に着信があったってことは、既に異能戦闘(バトル)は始まってるってことだ。この時点で既に壊れる建物は壊れてるよ』
Aの云うことは、あながち間違いでも無かった。
国「……判った。だが暴れ過ぎるなよ」
溜息を吐きつつ、国木田は承諾した。
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ましろ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます!中て、の漢字と当て、の漢字は意味が同じだそうです。というのも私も調べながら使用しております(^_^;)なので、誤字ではないです!ただ常用では無い方の漢字を使用しただけになります! (8月26日 19時) (レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - このお話読んだばかりですが面白くて好きになりました。質問なんですが8.9話くらいの会話であった中てたらって当てたらの間違いですか?誤字なのかなと気になりました😖 (8月17日 21時) (レス) id: a9005c748b (このIDを非表示/違反報告)
桜川 奈々(プロフ) - Mさん» Google先生に翻訳して頂いております( ̄^ ̄゜) (2020年10月8日 1時) (レス) id: 9c4eef1db5 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - スペイン語喋れるんですか?! (2020年3月17日 5時) (レス) id: 5bd05575e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜川 奈々(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!続編さっき出しました!本篇まだですが早めに更新できるようにしますね! (2016年6月9日 23時) (レス) id: d2923cd544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈々 | 作成日時:2016年3月20日 21時