19、想定外 ページ21
中也は体術。
鶉坊はそれを遠距離からサポート。
『(なかなかに面倒臭いな…)』
中也の蹴りを躱し、下からナイフで顎を狙うが、鶉坊が能力を使って塞ぐ。
鶉坊の能力は確か…鳴神影(ナルカミエイ)
基本的動作として、影に電気を伴わせ操る。
『こっちは一人なのに、二人なんて狡いぞー(棒読み)』
中「その割に余裕そうじゃねえか」
『あーしんどいしんどいよー(棒読み)』
中「くっそ(怒)」
先程より疾くなる動き。
一瞬にして間合いを詰められる……
事は予測していたので、詰められる直前に離れる。
『「源氏物語」第十一帖「
いい香りのする花弁を自在に操れる能力。
いい香り、ここ重要な←
中「…っ重力操作__」
『させるか』
石「中原さっ…!」
花弁で鶉坊の視界を遮り、中也が能力を使う前に殴る。
中「ぐ…っ」
『……ッ……ゲホッ』
なんでこんな日に発作が…!
『…チッ
「源氏物語」第四十一帖「雲隠」!』
____技解説:「雲隠」
____濃霧を発生させる。範囲の設定可能。
この辺り一帯に能力を使い霧を発生させ、姿を晦ませようとした。
が。
『カハッ……ゴフッ…はっ……はっ……』
自分でも何が起きたか、解らなかった。
気が付けば、私は座り込んで、血を吐いていた…
『…ゴホゴホッ…はっ……っ(こんなに症状が酷いのは初めてだ…)』
もしもの為に常備していた鎮咳薬を取り出そうとするが…
『ゴホッ…ッ(ない…)』
石「姐さん、云いましたよね。
油断は禁物っすよ?」
鶉坊の手には鎮咳薬。
『あの…ッ…時か…ケホッ』
真逆飛ばされた時に、既に取られていたとは……
中「この状況を覆すだけの体力は今は無いだろ…寝とけ」
『っ…』
____私の意識は闇へと落ちていった。
・
・
石「……首領はこの事知ってたんすね…」
中「だろうな。じゃなきゃ二人でAを連れてこいなんて無茶な命令ださねえだろ」
石「まあ確かに。……俺は知らなかったのに……」
中「…俺も首領から聞かされて知った。こいつが____
____病持ちだったとはなぁ」
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ましろ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます!中て、の漢字と当て、の漢字は意味が同じだそうです。というのも私も調べながら使用しております(^_^;)なので、誤字ではないです!ただ常用では無い方の漢字を使用しただけになります! (8月26日 19時) (レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - このお話読んだばかりですが面白くて好きになりました。質問なんですが8.9話くらいの会話であった中てたらって当てたらの間違いですか?誤字なのかなと気になりました😖 (8月17日 21時) (レス) id: a9005c748b (このIDを非表示/違反報告)
桜川 奈々(プロフ) - Mさん» Google先生に翻訳して頂いております( ̄^ ̄゜) (2020年10月8日 1時) (レス) id: 9c4eef1db5 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - スペイン語喋れるんですか?! (2020年3月17日 5時) (レス) id: 5bd05575e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜川 奈々(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!続編さっき出しました!本篇まだですが早めに更新できるようにしますね! (2016年6月9日 23時) (レス) id: d2923cd544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈々 | 作成日時:2016年3月20日 21時