バックステージ

SKZ-PLAYER ページ45

日々、様々なコンテンツを上げているStray Kidsのアカウント。
アルバムのMVは勿論、アルバムには上げていない曲や舞台の裏側など多岐にわたる。

その中でも、私が常々やりたいと思っていた企画がある。


・


『すみません、私もこれやりたいんですけど…どうでしょう？企画書も立ててみたんです』

🗣「もう企画書を作成したの？」

『決まるかは分かりませんが、決まったら即行動に移したいので。チャニには先に目を通して貰っています』

＿＿チャニ呼びかオッパ呼びか、それは本当に私の気まぐれである。
チャニとは韓国文化が馴染む前からの仲であり、お互いに他国籍ということもあってオッパ呼びは強制されていないし、本人からも「たまには名前で呼んでよ🥺」と言われるぐらいだ。
なのでお言葉に甘えて好きな様に呼ばせて貰っている＿＿

閑話休題。

次のコンテンツはどんなものが良いか、スキズメンバーと事務所側とで意見を交換し合う会議が、準備期間中は週一頻度で行われる。

そのタイミングで私はとある企画書を提出した。

🐺「3年程前から、ヒョンジナが他の方の楽曲で踊るっていうのをやっていたじゃないですか。それをAもやりたいみたいで…」

🗣「バンチャンはどう思った？」

🐺「僕としてはコンテンツとしてSTAYが喜ぶと確信しています。振り付けはAに一任しているのでまだ何も言えませんが、ここまで綿密に企画を立てて行動する彼女を止める理由はありません」

チャニ…ここまで強く賛同してくれるとは思わず、胸が擽ったくなった。

『勿論、ヒョンジナと全く同じではSTAYも面白くないでしょう。ですので今回は、私プロデュースでナムジャメンバーにもゲスト出演して貰う予定です』

🗣「じゃあ全員出演って事かな？」

『はい。でも、ダンスを踊るのは私だけです。メンバーには、ワンカットずつだけ、敢えて顔は出さずに出てもらおうと思っています』

🗣「なるほどね。そこで差別化を図るのか…どう思います？」
🗣「私は異議ありませんよ」

『……』

少しの緊張。
やりたくても勝手にやっていいわけじゃないのが会社の面倒なところだと正直思う。でもこれが通れば、正式に支援して貰える。スケジュールの時間を調整して貰えるのだ。


🗣「……うん、スタッフ陣は問題ないって。この企画書も分かりやすかったし現実的な設定で良かったよ。だから企画書通りに私達も動こう」

『わぁっ、ありがとうございます！よろしくお願いします！』

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す