バックステージ

神메뉴-the day before ページ11

『ああああああああ！！！モリ！！』


そんなAの叫び声から始まる1日。
今日はミュージックビデオ撮影の前日である。


🐥「染めてきたよ」

『お陰で目覚めたわ、ありがとう』

🐶「うるさ過ぎて耳キーンってするんだけど…」


最終チェックの為、練習室へ集まりだしたメンバー。
最初にいたAは、続いて入ってきたフィリックスとスンミンを見て叫んだ。


『スンミナも可愛い色になってるじゃん、キヨウォ♡』

🐶「ああああこねるのはイエナだけにして！」

『ヨンボガも刈り上げカッコイイね、なんでも似合うのズルい』

🐥「へへっ」

褒められて満更でも無い男、イ・ヨンボク。

🐶「こねないでとは言ったけど手を退けてとは言ってないよヌナ」

手を離されて不機嫌な男、キム・スンミン。


🐖🐰「俺よりもビッグボイス出してる人は誰ですか〜？」

🐺「カムバ前に喉潰さないでね？ㅎㅎ」

『これぐらい平気、なんならまだ叫べる』

🦊「嘘でしょ…アレだいぶデカかったよ…」


続々と入室してくるメンバー達。残るはリノ、ハン、ヒョンジン。

先に準備運動を始めた頃、Aの携帯に1本の電話が。

『ヨボセヨ〜…
"あ！わざわざ電話してくれたん？ありがとー、今日の夜8時以降やんな？…助かる！ちょっと待ってや…"

ごめん、すぐ戻るから先にはじめといて！』

そう言うとすぐにAは練習室を出ていった。

🐿「今の電話、日本語だったね」

すれ違って入室したハンは、不思議そうな顔でバンチャンに尋ねた。

🐺「そうだね。内容的には夜会うか、話すか…かな？」

🐖🐰「エッッ」

🐿「でかㅋㅋ」

🐶「耳潰れました〜」

🐥「人のこと言えないですね？ビニヒョン」


ザワつく練習室に、残るリノ・ヒョンジンが合流した。


🐰「あれ？Aは？」

🦙「いつも最初にいるのに…」


困ったように餃子フェイスにするヒョンジン。


🐿「いや、ヌナ電話で出ていったから誰かなって」

🐰「このタイミングなら仕事関係でしょ」

🐺「でも日本人の男性の声だったよ？」


リーダーの一言で場が静まる。


🐰「…男？」

🐖🐰「しかも夜に…」

🦙「えええ〜！！アンデ〜！！」

🦊「ヌナ〜！！」


そのワードを聞いたヒョンジンとアイエンは、先程出ていったAを追いかけるように部屋を出ていった。



🐺「…場所分かるの？」

・→←日常-1day

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す