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「あ、頭から血を流して倒れてた？！鑑定士さんが？！」
阿笠さんが血相を変えて走ってきたと思ったらそんな事を言った。
「ああ、例の堆黒盆を目の前にしてな…」
「灰原は救急車と警察に連絡を！」
「ええ！」
「ちょ、待てお前ら…」
すぐに走り出した3人組に少し遅れて俺も後を追った。
「その角を曲がって奥から2番目の部屋じゃぞ！」
ガラッと障子を開けると頭から血を流した…恐らく遺体があった。しかし阿笠さんの話にあった"堆黒盆"は無かった。
「ドタバタと騒がしいですね…何なんですか？貴方達」
「もしや私の盆を狙うとる不届き者じゃあるまいな…」
「部外者は出て行って下さらない？」
そう言いながら現れた3人組…多分、ケースに入ってる3つの盆のそれぞれの持ち主。
…まぁ何でもいいけど、
「どうしたのA兄？」
「非番の日まで事件は勘弁してくれ…」
「そ、そうだよな」
何故俺は職務中も非番だからやって来た場所で事件が起こるんだよ。
「ウーム…頭部からの大量出血…撲殺か？」
「いえ、検視官の話によると…
背中にかなり深い刺傷があり、死因は有尖有刀器による大動脈損傷だと…」
「有尖有刀器？」
「ええ、凶器は一番手前のあの槍で間違いないそうです…犯人の指紋はありませんでしたけど…先端の刃の部分に血が付いてますし…
その下の口金に何かを殴ったような跡が残っているので…」
警視庁捜査一課が到着した。
毎度おなじみ目暮警部と高木さん。あと千葉もいたな
この人たち休みあんのかな？
「阿笠さんが今日の午後2時頃に最初にこの部屋へ来た時は、まだ被害者西津法玄さんの息はあったという事を踏まえると…
犯人は被害者を槍で殴り倒した後、阿笠さんがやって来たのでタンスかどこかに一旦息を潜め…
阿笠さんが警察と救急車を呼ぶ為に部屋を出た後、その槍で今度は背中を刺してとどめを刺したという事です…」
「ところで阿笠さんはなぜここへ？」
「その西津さんに、古い小皿の鑑定を依頼しておってな…その結果を聞きに来たんじゃよ
丁度ワシの家に来ていた友人達を連れてのォ…」
「君は非番の日によく事件が起こるなぁ…」
「…全くです」
仕方なしに俺も鑑識作業を。
「鑑定をしていたってことは…」
「ええ、殺害された西津さんは古美術鑑定家です」
「しかし何で鑑定士が命を…」
「恐らく堆黒盆ではないかと…」
兄貴が口を開いた。
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青魔道士 - 面白いです!! 哀ちゃんと夢主くんにめちゃキュンキュンします!! 黒鉄の魚影を見てからこんな小説を探してました!!これからも無理のないように更新頑張って下さいいつまでも待ちます!! (10月17日 7時) (
レス) id: 9d0898b86e (このIDを非表示/違反報告)
山さん - ひぇぇぇぇ…………続きが気になり杉田玄白……無理のない程度に更新頑張ってください！！まってまァァァス！！ (2022年5月23日 6時) (レス) @page46 id: 3ec1933ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» きゃぁぁありがとうございます！更新遅くて申し訳ないです🙇♀️ (2022年3月27日 20時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - やまはさん» ありがとうございます！！更新遅めですがこれからもよろしくお願いします🙇♀️ (2022年3月27日 20時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - んにゃーー、好きです〜。何度も読みに来てしまいます！ (2022年3月21日 5時) (レス) @page30 id: c5cc39e3a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふー | 作成日時：2021年9月9日 0時
