【名探偵コナン】証拠隠滅と捏造ならお任せあれ3

125-FBIvs黒の組織- ページ26

「遅かったじゃねぇか…ベルモット」


「ごめんなさいね…ラムに頼まれて野暮用を済ませていたのよ…あら、ボウヤも一緒？」


「…どうも。」


夜の港に停るポルシェ356Aは1人の女を乗せて走り出した。



「何してたんすか？」


「今後、組織の脅威になりそうな人物がなぜか日本に留まっていたから、その腹の内を探りにね…」


「で、どうだったんすかそいつ？」


「拍子抜けもいい所…あれならいつでも殺せるわ」


「殺してねぇのかよ…」


「ええ…今日のところは…
でも必要とあらばいつでも…」




「…で、いい情報って何の話なんすか？」


俺を呼び出した張本人、助手席に座る忌まわしき銀髪に目をやる。



「犬共のヤサを見つけるいい試案さ…」


「犬…？」


「ああ、既にチェックも済んでいる…」


「…今日と昨日見つかった外国人4人分の遺体ってアンタらの仕業か？」


「ああ」


「あら、ボウヤは現場に行ってないの？」


「情報入ったの帰り際だったし、さっさと抜けてきた」



パソコンを操作してるベルモット。




「新しいのが入ったわよ、ジン
米花町三丁目五番地…カフェ"グァバ"
日付は…明日、16時ね」


「A、明日お前も来い」


「…了解。あー…遺体が増えたし行けねぇかもだけど…」




…つーか、外国人4人てまさかFBIじゃねぇだろうな？




家に帰ったのは午前3時半を回った頃だった。
…僕明日(今日)も仕事ね……。


でも兄貴に連絡しとかねぇと…



あ…もう無理……





起きたら…





.




翌朝偶然目が覚めたのは仕事に間に合うか間に合わないか微妙な時間だった。


睡眠不足で死ぬ。
てか事故る。休もうかな？



すると、電話の着信音が鳴った。




『ちょっとA君？！今どこにいる訳？！』


誰だよ寝起きなのにバカでかい声出しやがって…



「はい…」



『まさか寝ぼけてるの？！
さっさと本庁行って現場に来なさい！！いいわね？』



あー…佐藤さんか。
何で俺の電話番号知ってんだっけ…まぁいいか



「はい…」

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