成宮鳴の幼馴染は青道のエース様【◇】

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そのころ沢村は、


「1年生はポジションごとに別れて体力テストを行う！スパイクに履き替えてBグラウンドに集合」



沢村「よっしゃー！」



片岡「小僧、どこへ行く？」



沢村「自分の力を試しに…」


片岡「お前は行かんでいい。暇なら走ってろ」


沢村「なっ！？先輩達はもう練習に戻ってるのにどうして俺だけ！？」


片岡「あいつらはもう頭下げに来た。遅刻して謝罪もできん者などうちの一員とは認めん」



沢村「うわぁぁ！俺はエースになるためにここへ来てるんだ！その気持ちだけは誰にも負けねーッスから！」




いきなり叫び出した沢村に皆が注目する。




片岡「ふん、くだらんな」



沢村「くだらないってなんだよ！？俺は真剣に…っ、あ、」



タメ口使っちゃいましたね。




すると監督はボールを投げた。


ガシャンっ！

それは突き刺さるようにフェンスに届いた。




沢村「！」


1年は目を丸くしている。




A「お、見ろよ一也。面白そうなことしてるぜ((ﾆﾔｯ」



御幸「そうだな。ちなみにあれが東さんを三振にとったやつだよ」



A「そうなの！？…まぁ、態度みれば納得かも」







片岡「エースになると言ったな
ここからあのフェンスまで約90ｍ
遠投でフェンスまで届いたら練習に参加させてやろう


だが、届かなければ即刻投手を諦めてもらう」




倉持「こりゃ監督許す気ねぇな。中学出たばかりのやつに与えるハードルじゃねえよ」





沢村「さすが名門！わかりやすくていい！
つまりあのフェンスかる〜く飛び越えりゃいいんスよね」



「軽くってお前90ｍだぞ！？」

「自己記録何メートルだよ！？」



沢村「しらん。測ったことない」





A「そりゃおもしれえ」

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