成宮鳴の幼馴染は青道のエース様【◇】

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そして、二軍の試合が終わり、黒土館が帰る時、トイレから戻る時たまたま遭遇した。


財前「おい、お前瓜生Aだろ」


A「財前直行…」



財前「おー、覚えてんのか。つーか呼び捨てかよ」


A「財前さん。…正直覚えてません」


財前「はっはー、まぁいいけどな。
中学のとき、あの程度のピッチャーに三振とられた時はビビったが、お前の正体を知った時は納得したよ」


A「正体って…((呆 というか俺はあまり覚えてないです」


財前「120km/hも出てないようなピッチャーに三振をとられたのは初めてだったぜ。

今じゃ怪我したクリス先輩の代わりに正捕手か？」



A「…？」


財前「…？」


話が通じない。
多分、財前さんが言いたいのは、

俺が中1、財前さんが中3のときの話で、
練習試合か何かをした時に、俺がキャッチャーで財前さんがバッターのときに、財前さんが三振したということ

その時のうちのチームのピッチャーは球速120km/hにも満たないピッチャーだった。

そんなピッチャーに三振をとられた事がショックで財前さんは覚えてるんだろう。
そして財前さんはその三振が俺のリードのおかげだとか言いたいんだろう



そして俺のポジションがキャッチャーだと思い込んでる勘違い野郎。←


A「悪いんですけど俺、ピッチャーです。その話はわかったんスけど、あんた自身は覚えてないですし、俺がキャッチャーやってたのは中学までなので

今の俺の相棒は一也なんで」



財前「へぇ。ピッチャーなのか」


A「はい。それじゃ俺はこの辺で。…無理、しないでくださいね。失礼します」



俺ってめちゃめちゃ感じよくね？

めっちゃ敬語使ういい子じゃん。



つーか、キャッチャーとか懐かしいな。
なんかバッテリーの話してたら投げたくなってきた。



A「一也！受けろ」


御幸「今日はノースローだろ」


A「キャッチボールでいいから！」



御幸「んなこと言って思いっきり投げるんだろ」


こいつが俺の相棒、

御幸一也。

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