25 ページ27
翌日の練習後の夕方
A「何かクリス先輩と沢村上手くいってなさそうな気がしない？」
御幸「そうだなぁ…」
一也に聞くと、
まず関東大会の横学戦の前日クリス先輩のメニューをこなした沢村が10時くらいに俺の部屋に来たらしい。(その頃俺は入浴中)
まぁそれだけで認めてもらえず、翌日の関東大会のスタンドで沢村がクリス先輩に歯向かったというかなんというか…。言ってしまったらしい。
A「なるほどーまぁそんなんじゃ上手くはいかないわなぁ。相手のこと知ろうとしてないもんね」
御幸「まぁあの人も気難しいところがあるからな、それなりに難しいよな」
A「でもさ一也、知らないからそのままでいいって事じゃないじゃん。クリス先輩とバッテリー組めるってピッチャーとしては結構いい事だと思うし」
そんな事を話しながらスコアブックを礼ちゃんのところへ借りに来た。
ガチャ
御幸「礼ちゃん、昨日のスコアブック見せてもらいたいんだけど…」
そこには礼ちゃんと沢村がいた。
沢村「見るなぁ！こんな俺を見るなぁ！」
御幸「かははーっお前最高！ははははっ」
沢村「プラス瓜生A！？」
A「呼び捨てかい」
高島「私の人選ミスかなぁ？この子クリスくんと上手くいってないみたいなのよ」
あ、さっき話してたことだ
御幸「ま、今あの人と上手くやれるやつも少ないだろうけど」
高島「沢村くんは知らないでしょうけど、チームで1番野球に詳しいのは彼なのよ。選手の能力を見抜く力もあるし。」
A「確かにそうだよね」
沢村「そんなこと言ったって全然やる気ねぇじゃねぇか」
「「！」」
沢村「今日だってさっさと帰りやがって」
御幸「おいおいそれは…」
そう、沢村は知らないんだ。
沢村「俺はあんたに受けてもらいたい
初めてこの学校に来た時、俺はあのミットの音が忘れられないんだ
この間の試合だって少しでもあの時のイメージに近づけるように投げてたし…」
A「何何？何の話？」
御幸「(それで全球真っ向勝負だったわけか)
ま、そう焦るなよ。あの人についていけばお前間違いなく成長できると思うぜ」
一也が席を立って床に座っている沢村の前にしゃがんだ。
沢村「嫌だ！あんなやる気のねぇやつとは組みたくねぇ！
なんであの人がここにいるんスか？
やる気がねぇならさっさと辞めればいいのに」
そう言った沢村は…何も知らないのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふー(プロフ) - るいさん» ありがとうございます！更新がんばります！！ (2018年3月20日 23時) (
レス) id: 2a0b016e78 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 面白かったです！更新楽しみにしています(*^ω^*) (2018年3月19日 11時) (レス) id: 2be1c3688d (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - ZINさん» ありがとうございます！更新頑張ります。 (2018年3月14日 15時) (レス) id: 2a0b016e78 (このIDを非表示/違反報告)
ZIN - 更新楽しみにしてます (2018年3月13日 6時) (レス) id: af655f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - 摩可さん» ありがとうございます！これからも更新していくのでよろしくお願いします！ (2018年2月23日 22時) (レス) id: 2a0b016e78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふー | 作成日時：2018年1月10日 22時
