コナンはつらいよ。【工藤新一】

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「そいつは波土が高校卒業した頃の話だったがな。」




「前にも言ったでしょ？それはデマだって！その頃はお金が無くて、私も彼も毎日運送会社でバイトしてミュージシャンを続けるためのお金を稼いでいたんだから」






運送会社でバイト、、








「なのに波土は苦労を共にしたあんたを捨てて、別の女と結婚しちまったんだよなぁ？



確か、結婚したのは16年前。そして今回発表される予定だった新曲の"ASACA"が作曲されたのは17年前。



歌詞もつけずに17年間放っておいたわけ、何かあるんじゃねぇのか？なぁ美人マネージャーさんよぉ？」






「おい君、もうよさないか！」





2人の間に入り、円城さんを庇う布施さん。






「社長さん、あんたも何か知ってんだろ？前のライブの後、波土があんたに食ってかかっていたそうじゃねぇか




"何故それを黙ってた？"ってなぁ
そのゴタゴタの後、すぐに波土は新曲ASACAを出すと発表した。何かあるとしか思えないけどねぇ？」





「それは本当ですか？」







そして布施さんは、波土さんに、波土を採用したのはマネージャーの円城さんに一目惚れして言いよるためだったと言ったらしい。


波土さんはそれを聞き、引退すると言い出したそうだ。









「ねぇねぇA姉ちゃん、」




「ん？どうしたの？」




「A姉ちゃん、もう事件の真相わかったんでしょ」




「え？うーん、まだかなぁ」






絶対わかってんだろ。





「コナンくんは眼鏡じゃなくてコンタクトとかにはしないの？…って、小学生だからコンタクトはさすがにないか〜」






と、俺の頭を撫でるA。




コンタクト…






「！！」







そして梶谷さんのカバンが鑑識さんにぶつかり、鑑識さんが証拠品を落としてしまった。





それを拾っていた俺は確信した。

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