コナンはつらいよ。【工藤新一】

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「えー、スタッフの話をまとめると。波土さんの死亡推定時刻の午後4時半から5時半の間に長時間姿が確認されていないのは、2人だけのようですね」



高木刑事が聞き込みをした結果、布施さんと円城さんの2人が長時間姿が確認されていなかったので必然的に容疑者になる。






「えぇ？ちょっと待ってくださいよ。私は今朝からお腹を壊し気味でトイレに籠っていただけで、」





「私もホール内を駆け回ってスタッフに指示を出していましたから」





二人とも反論する。







「ちなみに、遺体の第一発見者は消防査察に来た消防隊員だそうです。」




「刑事さん、怪しいのなら彼だってそうじゃないですか！」





布施さんが梶谷さんを指さす。







「おい離せよ！波土が殺られたんだろ？」





帰ろうとしていたのか取り押さえられている梶谷さん。







「あぁ間違いねぇよ俺がスタッフからジャンパーを買ってこのホールに入ったのは午後5時半前。5時20分頃だ



疑うんならジャンパーを売ったスタッフに聞いてみろよ」






「だとしたら妙ですね、円城さんの姿が確認されていないのは4時半から4時50分で、布施さんは5時から5時15分頃ですから」




「3人のうち誰かと誰かが共謀するのは無理か。」








「ねぇ、3人の中で誰か野球やってた人いる？」




「ちょっとコナンくん、」



「こんな時に何聞いてんのよ、」





「蘭さん、園子さん、大丈夫、私も気になってましたから(ﾆｺｯ」






「私は大学までラグビーをやっていたが？」




「私は中学の頃テニスを少し。」




「俺は登山部の幽霊部員だったけど。
野球なら波土が高校までやってたよ。強肩の外野手だったらしいぜ」





「何でそんなことを？」




「あぁいえ、現場から野球のボールが見つかったので(苦笑」






「そのボールなら多分、波土が野球部の皆からもらったボールだと思います。波土はいつも持っていました。」




「詳しいね。その頃から波土がデビューして売れるまで付き合っていたんだよな」






嫌味くさく言う梶谷さん。







「…へぇ、野球を」





Aのやつ絶対もう全部わかっていやがる…

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