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「来てくれてサンキュー。本当に大丈夫だったの?」
とある夜、待ち合わせの場所に車でやって来た幼馴染。
「ううん、むしろ誘ってくれてありがとう研二」
マスクと帽子で顔を隠している気でいる彼女。
「サングラスしなくていいの?」
「夜だからしてたら余計に目立つわ」
「あー確かにね」
「それより陣平はもう飲んでるの?」
「どーだろ、今頃飲み始めたかも」
「ふふっ、久しぶりに会えるの楽しみだなぁ」
「目が笑ってないけど…」
「そー?」
俺的に世界一美人な彼女の隣を歩きながら、彼女には似合わない居酒屋に向かう。
…が、
長ぇ階段で片松葉をついたジイちゃんが立ち往生していた。
「ちょっち待っててねんAちゃん」
「え?あ…さすが研二。私が松葉杖持つからいいよん」
「おっさすが相棒ちゃん」
おじいちゃんを俺がおぶって階段を登った。
「ありがとうございます、本当にありがとうございます」
俺達に何度も頭を下げるおじいちゃんに手を振って居酒屋へ向かおうとすると…
「あーっ!」
「「!」」
Aのこと気づかれたか?
「どうしました?」
「神社でひいた大吉のおみくじを落としてしまって…」
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ふー(プロフ) - ブルーフェザーさん» ありがとうございます!番外編書いてみますね!! (2022年7月30日 11時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
ブルーフェザー(プロフ) - いい話でした!一途っていいですよね!番外編的な感じでその後新しい恋愛して報われる萩原さんの小説読みたいです!気が向いたら検討お願いします! (2022年5月29日 9時) (レス) @page37 id: 7cc899ee55 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - RIOさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました! (2022年4月27日 21時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 泣きそうになるくらい良いお話でした! (2022年4月18日 1時) (レス) @page37 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - 桃桜月さん» 素敵な感想いただきありがとうございます!また次回作も作る予定なのでこれからもよろしくお願いします!! (2022年4月2日 13時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふー | 作成日時:2022年3月16日 23時