親友の彼女に惚れた厄介話【名探偵コナン】

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「さすがA、超美味いな」





「本当？良かった〜」







盛り上がる萩原家のリビング。









「本当Aの料理上手いよな！」





「だなぁ！うちの娘になってくれよ」





「いやいやうちの娘に！」






親父達は昔からこんな風に言っていた。
だから別にこんなんで気まずくはならないけど。








ちなみに肝心のAは俺と陣平ちゃんの間に座っている。









「このカレー甘くね？俺もっと辛いのが良いんだけど」







唯一文句を言うこの男は4杯目のカレーライスを頬張る。








「中辛なのに！私は甘口派だけど陣平が辛いのがいいっていつも言ってるから中辛にしたのに」






「だったら辛口にしろよ
辛くないカレーはカレーじゃねぇ」





「辛口じゃ私食べれないもん！！」





「ガキが」





「ストップ！陣平」





「あ？」








そう、この男…散々文句を言っているが…
頬にご飯粒をつけているのだった。






それを指でとってそのまま自分の口に運んだA…









…耐えられるかな俺。









「どっちがガキよ」






「うるせぇ」









Aがテーブルの方に向き直った時…








「あ…」







端に置いてあったコップが倒れた…

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