私のペットのいのおさん。

snow　28 ページ30

A 「そんなに恥ずかしいなら寝て夢の中いったら？」






慧 「お！それいいね！お休み！………」






私が提案したらすぐ眠ってしまった。
あと5分くらいしたらこのちょー綺麗な寝顔撮っとこ(笑)







　 ピコン




A 「ん？あ…涼介からだ……」




涼介今日はごめん。びっくりしたよね…でも、あれが俺の本当の気持ち。Aが振り向いてくれないのはわかってるから、俺はAを応援する




涼介だから、困ったときいつでも相談してこいよ?俺そっちの方が嬉しいし!




涼介だから、これからもよろしく念☆





あ、やばい。涙が出る…波が……






涙の波をこらえていると後ろからふわりと
包まれた。





A 「慧…くん…？寝たんじゃ…なかったの？」






慧 「こんな数分で眠りにつけるわけないでしょ？」






慧 「しかもなんか泣きそうだけど？大丈夫？」







後ろから耳元で喋るからくすぐったい。







しかも慧くんの言葉が一つ一つ心に染みていく。






だから余計に波がぶわぁって来て。






A 「慧……くん……ちょっと胸借りる……」






そして私はくるっと後ろを向いて慧くんに抱きついた。






声を荒げるわけではないけど結構泣いた。





なんでかって？だって涼介が優しすぎるんだもん。





普通、振られた相手には話しづらくなるし、
ましては相談来いよ？って。






好きな人の恋愛相談なんて、地獄じゃない？






私だったら胸が苦しくなりすぎる。






慧 「泣きたいときはとことん泣けばいいんだよ？」






慧くんはそう言って背中をずっとポンポン
しててくれた。






10分くらいしたら涙も止まってきて、
涼介に返信した。





Aじゃあ、お言葉に甘えて相談相手よろしくお願いしょっかな?




Aこれからもよろしくね(^^♪






A 「ふふっ、どこまでいい人なんだよ。」






慧 「なにがあったか知んないけど、上手くやりなよ？」






慧 「いつでも慧のここ、空いてますよ？」






慧くんは手を広げて笑ってくれた。






春日みたいになってるけど(笑)






A 「これからも慧くんのそこお借りします(笑)」






涼介、なんだかいい予感がします。

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