君と僕のストーリー（jump×jump)

やっぱり圭人が1番！(ktin) ページ11

山ちゃんの家で、ゴロゴロ横になりながらテレビを観ていたら、山ちゃんがネットニュースを見せてきて、「お前の彼女、浮気してね？」なんて言ってくるから読むと、
お昼のレギュラー番組で映画で共演した俳優さんといのちゃんの雰囲気が怪しく、いのちゃんも「マッケンとなら、そうなってもいい。」なんて言ったというものだった。
「いのちゃんが幸せならそれでもいいよ」
って言ったら
「強がっちゃってダッサ。」
山ちゃんは厳しいけど、
「相談くらい乗ってやるから」
って、なんだかんだ優しい。


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その後も、舞台挨拶がニュースに取り上げられていて、読むたびにいのちゃんと俳優さんの仲の良さが目立っていて、デートしたという記事を読んでから俺は振られるんだなって悟った。

久しぶりのメンバー全員との撮影現場で嬉しいはずなのに、いのちゃんと会うのはちょっとだけ嫌だなぁって思ってしまった自分がいる。


局の廊下をすれ違うスタッフさん達に挨拶をしながら歩いていたら
「…！？」
後ろからグイっと腕を引っ張られて、そのままその犯人は歩くから、俺は後ろ歩きになっちゃって
「ま、待って、こ、転ける！」
慌てて振り返ると、ふわふわの髪の毛が見えた。
そのまま今は使ってない空き部屋に俺は入れられて、扉を閉めた途端、
「圭人〜〜会いたかった〜〜」
ギュッと抱きしめられて
「圭人の匂い落ち着く…」
首筋に顔を埋めて動かないいのちゃんに、びっくりしていると、
「抱きしめ返してくれないの…？会わない間に俺のこと嫌いになっちゃった…？」
眉を下げて、涙目になるいのちゃんに、
「いのちゃん、真剣佑くんが好きになったんじゃないの？俺はもういいんでしょ？」
と尋ねると、
「ほぇ？マッケンは圭人に似てるから、会えない間、圭人の代わりにしてただけ。本物の圭人が一番好き。」
いのちゃんは、ケロッと彼に失礼なことを言う。
「だ、だって、、二人で深夜にデートしたんでしょ？」
「したけど…！でも、圭人だって山田としてるじゃん！」
別にデートだと思っていないんだけど、もしかしたらずっといのちゃんも俺と山ちゃんの関係に嫉妬してたのかもしれない。

「えっと、、Sorryいのちゃん」
謝ると、
「やだ、チューしてくれなきゃ許さない。」

可愛いワガママを言ういのちゃんに、目を閉じてもらって、触れるだけのキスをしたら
もっとって強請られて、楽屋に戻るのが遅くなって山ちゃんに怒られたのは別の話。

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