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「ここ数日、貧民街での自 殺が多発しているようです。異能特務課はとある異能力者の仕業だと考えております。

その異能力者の捕獲を異能特務課より依頼されました。」

ここは、武装探偵社の会議室。
眼鏡をかけた長身の男が話していた。

「異能力者は、17歳の少女。言霊の異能力者です。この依頼は、私、国木田と万が一の異能無効化を持つ太宰で担当致します。」

プロジェクターに映し出された少女。

防犯カメラの映像なのか、所々途切れ肝心の顔が映っていなかった。

「国木田。太宰。」

威厳のある武装探偵社社長_福沢は2人に言った。

「頼むぞ。」

「「お任せ下さい。」」


「…国木田。忠告だ____」

名探偵が瞼を開けたのだった。


「太宰ィ!!」

先程までの真面目さは何処へ言ったのだろうか。

国木田の怒鳴り声は、太宰の耳には届かなかった。
こんな様子では少女を見つけるどころか、国木田の胃に穴が空くことだろう。

「お兄さん避けて!!」

突如聞こえた少女の声に反応した国木田は背後から襲いかかって来た男を勢いで投げ飛ばした。

男は刃物を持っており少女の声がなければ国木田は刺されていただろう。

「(全く気配がなかった。…まるで、操られているような(・・・・・・)自分の意思ではないことは確かだな。)」

武装探偵社員でも主戦力の国木田が殺気を気付けない筈がなかった。
手練ならともかく、刃物を所持しただけのチンピラ擬きに殺られそうになった国木田は、『誰かに操られている』、そう推理した。

「お兄さん。大丈夫でしたか?」

「あ、あぁ。お前のお陰で助かった。礼を言う。」

国木田に声をかけたのは深くフードを被った少女だった。

「あの!武装探偵社の社員さんですよね!!何時もヨコハマを守ってくれてありがとうございます!やっぱり異能力を持ってるんですか?どんな能力か教えて下さいませんか?あっところでこのチンピラってどうするんですか?軍警に連絡しましょうか?!あっでも…」

フードで顔は見えないが、目を輝かせていることは確かだろう。ブツブツと喋る少女に国木田は圧倒されたのだった。

「このチンピラの対処はこちらでする。異能力は教えられん。俺は今忙しい。」

遠回しに、何処かへ行ってくれと言うが少女に伝わる筈もなく、少女は話を続けた。

「人探し…ですか?」

「何故それを」

「…えへ。カマかけちゃった。人探しなんですね!!私も連れて行ってください!!」

「…」

国木田は苛立ちを覚えた

れ→←ろ



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シロクロ(プロフ) - 他のパターンもあったらぜひ見たいです!! (2021年9月16日 17時) (レス) id: e7729c81d6 (このIDを非表示/違反報告)
シロクロ(プロフ) - バッドエンドめっちゃ好きです! (2021年9月16日 17時) (レス) id: e7729c81d6 (このIDを非表示/違反報告)
- 好きです……更新楽しみにしております!! (2021年9月15日 6時) (レス) id: c53e6fc030 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴@東方&文スト大好き人間(プロフ) - お気に入り10評価当たり前ですけど入れました!!最高ですか??愚問でしたね((続きを楽しみにしております! (2021年9月15日 0時) (レス) id: 61e081417a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクシャ | 作成日時:2021年9月13日 21時

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