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戦闘訓練の始まりと同時にかっちゃんが奇襲を仕掛ける。
出久と何か言い合ってるけどモニター越しだから会話までは聞こえない。
『いつまでも"雑魚で出来損ないのデク"じゃないぞ…
かっちゃん、僕は…
"頑張れ！！"って感じのデクだ！！』
2人が組み合って、
＿＿＿＿＿＿かっちゃんが出久に投げられた？！
知らないうちに強くなっていた幼馴染に感心しながらも
かっちゃんへの心配が募っていく。
＿＿＿＿＿＿自尊心に囚われた目。
2人の戦闘は激化していく。
かっちゃんは昔から出久をコンプレックスのように思っていたんだと思う。
いつだって目の敵にして出久を退けてた。
(かっちゃん…お願い、とどまって。)
でもずっと一緒に居たからこそ
彼のやろうとしていることが嫌でもわかってしまった。
『俺の爆破は掌の汗腺から
ニトロみてぇなもん出して爆破させてる
この籠手はそいつを内部に溜めて…』
(ダメだ、本気で出久を攻撃しようとしてる。)
オールマイト「爆豪少年ストップだ、殺す気か！！」
オールマイトが焦ったように呼びかけるも意味はない。
『当たんなきゃ死なねぇよ！』
ﾄﾞｫｫﾝ…
大きな爆発音。
周りのクラスメイト達も焦ったように
オールマイトに静止を促す。
オールマイト「爆豪少年、次それ撃ったら強制終了で君らの負けとする！屋内戦においての爆破は愚策だ！」
爆豪『じゃあもう…殴り合いだ！！』
かっちゃんの一方的な攻撃が続いた。
緑谷『君が凄い人だから勝ちたいんじゃないか！！』
2人の拳が交わる寸前、出久の拳は上へと振られた。
その瞬間、ビルの天井を貫くように穴が空き、それが飯田くんへの目眩しになったことでお茶子ちゃんが核を回収。
(出久は、お茶子ちゃんの核の回収をアシストするために上へ殴ったんだ)
呆然と立ち尽くすかっちゃんを前に
出久&お茶子ちゃんチームに
勝利の判定が下りた。
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作者名：n484r | 作成日時：2023年12月9日 20時
