俺がヒーローになったのは。【爆豪勝己】【轟焦凍】 (ページ7)

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こうして始まった初めての戦闘訓練。

ヒーローチーム対ヴィランチームという構図で

ヒーローはヴィランから"核"を回収することで勝利。

ヴィランはヒーローからその核を守る。

かっちゃんは出久のチームと対戦するみたいでかなり荒れている。

私は他のチームの生徒と、戦闘の様子を見学するためモニタールームへ移動した。

A「はぁ……かっちゃん大丈夫かなぁ」

？「ねぇねぇ！！」

肩を叩かれて振り返ると、ピンク色の髪の子と透明人間の子が目を輝かせて私を見ている。

芦戸「私、芦戸三奈って言うの！」

葉隠「私は葉隠透！」

A「えっと、私は水咲A！よろし、」

芦戸&葉隠「「爆豪とはどういう関係なの？！？！」」

A「えぇ？！」

予想していなかった質問に素っ頓狂な声を出してしまう。

麗日「それウチも気になってた！あ、麗日お茶子です！」

耳郎「ウチも〜、あ、耳郎響香。」

戦闘訓練を前にまさかの女子会が始まってしまった

A「えっと。ただの幼馴染だよ！」

芦戸「"ただの"は嘘でしょ！撫でただけで爆豪を骨抜きにしてたじゃん！」

葉隠「そうそう！さながら猛獣使いのようだったよ…」

うぅん、なんて言えばいいんだろう…

そういえば私とかっちゃんの関係って何、？

A「…私の片想いだから！！ほら、授業受けるよ！」

そう言うとみんな目をキラキラさせて、

麗日「こんな可愛い子に思われて、爆豪くんも幸せ者やねぇ」

耳郎「Aちゃん、それ後で詳しく聞くから！」

葉隠「恋バナだー！」

？「くっ…！クラス1の美女、爆豪に持ってかれた…」

？「あいつ顔だけはいいもんな…」

賑やかなクラスメイトに囲まれて、とりあえず私の高校生活は楽しいものになりそう。？

オールマイト「それじゃあ戦闘訓練を始めるぞ！」

オールマイトの声に私たちはモニターの方を向いた。

かっちゃん…出久…

どうか2人が『対等』な関係になれますように。

私はそう願って訓練の始まりを見届けた。