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1回戦目の青山くん、2回戦目の常闇くんを無事突破。
かっちゃんも1回戦目のお茶子ちゃん、2回戦目の切島くんを突破し、
＿＿＿＿＿＿私たちは今フィールドに立っている
マイク「なんと生まれた時からずっと一緒の幼馴染対決らしいぞ！」
相澤「爆豪にとっては最大の敵なのかもな」
マイク「よくわからねえが、そこんとこ解説頼むぜイレイザー！」
ハァ…とため息を吐いた相澤はおもむろに口を開いた。
相澤「…爆豪は水咲を護りたい気持ちが強すぎる」
あのね、かっちゃん。
護られてばっかじゃなくて
私だって…
貴方を、護りたいんだよ
A「かっちゃん、全力で戦ってよ？」
爆豪「…わァっとるわ」
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爆破を水で鎮静化しつつ、私も攻撃に出る。
一見それは熾烈な戦いのように思えた
………でも、
A「かっちゃん、！火力下げてるでしょ！！」
爆豪「うるせぇ！！」
"全力で"って言ったじゃん…
そんなに私じゃ、頼りないの？
A「かっちゃんの、ばかやろう」
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爆豪side
ばかやろう、と呟いたAは傷ついた表情をしていた。
俺だって、わかってンだよ
Aは俺に護られてばっかの弱い女じゃない。
むしろ、いつもお前の存在に護られてきたのは
俺の方だ。
爆豪「頭ん中じゃわかってんのにできねェんだよ……」
無意識にお前への攻撃を制御しちまう
爆豪「Aを傷つけると思うと、手が、震えんだ」
そう言い放った俺も
きっと、傷ついた顔をしていた。
俺たちは攻撃する手を下ろし、フィールドの中心で立ちつくす。
爆豪「A…わりぃ」
A「ねぇ、かっちゃん。
かっちゃんは私のこと、大事？」
Aは目を細め、悲しさと愛しさが混じったような表情で俺に問う。
爆豪「…ンなもん、大事に、決まってんだろ」
そっか、と笑顔になったAは、真っ直ぐな瞳で言葉の続きを綴った。
A「私はかっちゃんのことが大事だからこそ
対等に戦って、胸張って隣に立ちたい。」
A「ねぇ、かっちゃんも、同じでしょ？」
爆豪「……ハッ、プロポーズかよ」
次の瞬間
爆破と水、2つの個性がぶつかって
大きな爆発が起きた。
ミッドナイト「＿＿＿＿＿水咲さん、場外！
爆豪くん、決勝進出！！」
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作者名：n484r | 作成日時：2023年12月9日 20時
