俺がヒーローになったのは。【爆豪勝己】【轟焦凍】 (ページ25)

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切島「待てえええ！！！待てって！！」

A「行けえええ！！かっちゃん！！」

切島「おい水咲ぃ！？」

かっちゃんは単独で騎馬から離れ、物間くん達を追う

物間「円場！！防壁(ガード)！！」

かっちゃんは円場くんの空気凝固を勢いよく破り、物間くんから2本ハチマキを奪い取った。

マイク「爆豪チーム2本奪取で3位に！！
この終盤で順位が変わりゆく！若気の至りだあ！」

物間くんの手元には665Pのハチマキ一本。

物間「この一本を死守すればもう確実に…」

単独で攻撃に出たかっちゃんを瀬呂くんのテープで連れ戻す。

瀬呂「跳ぶ時は言えってば！！」

切島「でもこれで通過は確実…」

爆豪「まだだ！！」

かっちゃんの目はまだ戦いに燃えている。

爆豪「俺らのP(ポイント)も取り返して1000万(デク)へ行く！」

かっちゃんの闘志はチームメイト達に燃え広がる。

(…それでこそ、かっちゃんだ。)

爆豪「しょうゆ顔！テープ！！」

瀬呂「瀬呂なっと！！」

瀬呂くんは物間くんたちの騎馬の方へテープを伸ばす。

爆豪「A！！」

A「まかして！！」

私は水の放出で騎馬ごと加速させる。

瀬呂くんがテープを肘の中に思いきり引き戻し、騎馬ごと勢いよく駆けた。

BOOOOOM!!

マイク「爆豪！！容赦なしーーーー！！！」

残り一本のハチマキもかっちゃんの信条からは逃れられなかった。

＿＿＿＿＿完全勝利にこだわる彼はやっぱりかっこいい

爆豪「次！！デクと轟んとこだ！！」

残された時間はあとわずか。
マイク先生のカウントダウンが始まる。

マイク「そろそろ時間だカウントいくぜ！10、9、8、7…」

TIME UP！と終了を知らせる先生の声とともに、出久と轟くんの戦いの中へ文字通り飛び込んで行ったかっちゃんは地面に落ちた。

爆豪「だあああ！！」

切島「…痛そうだな」

1位轟チーム

2位爆豪チーム

3位心操チーム

4位緑谷チーム

以上4組、最終種目へ進出＿＿＿＿＿!!

それまで1時間程のお昼休憩を挟むらしいので、かっちゃんをご飯に誘おうと後を追った。

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A「あ！いたいた、かっちゃ、ん！？」

かっちゃんに口を塞がれ、んぐっと変な声をもらす。

爆豪「…静かにしろ」

A「？」

聞こえたのは

轟「なァ…お前オールマイトの隠し子か何かか？」

轟くんと出久の声だった。