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荼毘side
その日はヘマをやらかして酷い傷を負った。
己の炎によって焼かれた肌も痛む。
酷い雨にも嫌気がさして俺は路地裏に座り込んだ
荼毘「クソッ…」
そんな時声をかけてきた女がいた
A「あの…大丈夫ですか？」
どいつもこいつもうざってえな…
どうせこいつも俺の肌を見たら怯えて逃げていく
燃やしちまおうかとも思ったが
もうそんな気力もねぇ
だが睨んでもそいつは怯まなかった
それどころか
A「私とおんなじ色ですね」
そう微笑んだ女に心臓を鷲掴みにされたような感覚を覚えた
俺のことを恐くも醜くもないと言って
彼女が頬に沿えた手。
こいつになら…
Aになら縋りついても良いのだろうか。
俺はその手の上に自身の手を重ねた。
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作者名：n484r | 作成日時：2023年12月9日 20時
