今日:177 hit、昨日:498 hit、合計:62,960 hit
小｜中｜大
011 ページ13
轟side
A「轟くん、隣失礼するね。」
轟「…あぁ。」
空いていた俺の隣の席に座ったのは艶やかな黒髪と透き通った群青の瞳が特徴的な女。
名前はたしか…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿水咲A
クラスメイトの名前は一応覚えちゃいるが
俺はクラスの誰とも馴れ合うつもりはねぇ。
水咲は俺の心中を察したのか特に話しかけてくることもなく、時折バス前方の会話に笑いを零しながら静かに座っていた。
俺はとりあえず寝たふりをして到着を待ったが…
……何やら視線を感じるな
水咲か？なんの意図があって…
よくわからない状況にぐるぐると思考を巡らせていると
A「…轟くんとも仲良くなれたらな、」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿変なヤツ。
そっと目を開けると水咲は目をつぶって寝てしまっていた。
轟「…誰とも馴れ合うつもりはねぇよ」
口ではそう言ったものの俺の目は彼女の穏やかな寝顔から目が離せなかった＿＿＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：n484r | 作成日時：2023年12月9日 20時
