Last Love4 ー最終章ー

回想6 ページ2

真司郎side









俺の前で踊ってたAが急によろめいて









おっきり足首をひねっていた









與:っ！？









どっからどうみても絶対にやばいやろ









なのに、Aは一瞬痛そうな顔をしてすぐに笑顔に戻った









片一方、ヒールが折れてるのにも関わらず踊ろうとしている









A:絡みつくメロディ エキゾチックに身をくねらせ〜♪









あれじゃ踊れへんやろ...









だから俺は









與:A！靴脱げ！









そうファンには聞こえなぐらいの声で言ってみた









まだ気づいていないメンバーもいて









俺の声に振り向いたり、Aのヒールをみて驚いたり









このままじゃまずい...









けど、Aは焦りもせずに急いで靴を脱いで









いつも通り全力で踊って歌っている









なんとか、波にのれた









無事にmirageが終わってすぐにライトは消される









秀太:まだまだいくぜ！！！！次はこの曲だ！









秀太の声でbreak downのイントロが流れる









自分たちの位置に立つまでに少し時間がある









Aのところへ駆けつけようとしたら









急にAがしゃがみこんだ









與:Aっ！









A:ごめ....靴どうしよう









そう言って足首をぎゅっと握ってる









あんな思いっきり足首をやってたから下手したら折れてるかもしれへん









直也:A。どうする....このまま降りるか、続けるかもう時間はない。









隆弘:Aやめとけ。俺がAのパートも歌うから。









A:......









隆弘:まだまだライブがあるんだぞ。しかも、A舞台だって.....









宇野:私、スタッフさんよんでくるね....









與:.....









確かにリーダーもにっしーも言ってることが正しいかもしれへん









けど.....









與:A。それでええんか？









A:真司郎....

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