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その52 ページ6

















「待って!!離せ!このガングロ!!」









必死に暴れまくるがそれを笑顔で押さえつける降 谷。





どれだけ腕をぶん回そうとも,どれだけ足で蹴ろうとも。






笑顔でそれを受け止める





















ここは脱衣所。




警察病院なので,風呂付きの個室なのだから私達しかいないけれど。









先程彼の言った「風呂に入れてやろう」という言葉は本気だったらしく,



現在進行形で風呂に入れられようとしている。














と,その時急に彼が無言になった。





私の腕が頭にでもあたったのかと不安になり暴 れるのをやめて彼の顔を伺う。




彼の顔に傷は一切なくて,尚更どうしたのだと不安になった。













「ふ、降 谷?どうしたの?」









彼はとても真剣な顔をして,私の服を見ていた。
















「……いや,病衣って結構くるな…。」






「は?」









彼は掴んでいた私の手や足を離して,胸元の襟をぴらっとめくった。





勿論,襟をめくると下 着が見えるわけで抵抗をする。







すると,降 谷が私のうなじにキスをする。








「っちょっと,いい加減に…!」





「無理。」







首、肩、腕。




どんどん下に行くキス。











これ以上されると,完全にそっちの空気になってしまう…!














「ちょ、降 谷!ストップだって!」




「……ん」






一向に止みそうにないキスの雨。


















「…っれい!!」



私がそう叫ぶと,ピタッと彼のキスが止まった。




そして彼は私を見上げた。











「……お前は俺に抱 いて欲しくないのか?」




きゅるんっとしたハ ニートラップのように鎌をかけてくる。



何時もなら落ちる私も病院の脱衣所となるとそういうわけにもいかないのだ。







「…む、無理なものは無理!とにかく今は絶対無理!」






「なんで今はだめなんだ?」






どんどん迫る降 谷に顔が赤くなる。



その顔を隠すために口元を右手で隠す。



























「……っ帰ったら,歩けないくらい抱 いてくれるんじゃないの…」











途端,彼の顔も真っ赤に染まる。




私から手を離し,顔を抑えてしゃがみこんだ。





慌てて私もしゃがみ「どうしたの」と顔を伺う。









「っお前マジで覚えとけよ…」





小さい声で絞り出すように言った言葉に私は顔を熱くしながら頷いた。







R×1

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美玲 - 面白いです!続き楽しみにしています! (2023年3月4日 19時) (レス) @page12 id: 9bc9fcf77d (このIDを非表示/違反報告)
なでぃあ - とても好きで読んでるんですけど、続きが気になりすぎます!お願いです!更新してください!! (2023年1月6日 21時) (レス) @page12 id: b7c646722c (このIDを非表示/違反報告)
心路 - たくさんお話が見たいです! (2022年12月11日 19時) (レス) @page12 id: a7da08970e (このIDを非表示/違反報告)
- 何回も読んでしまうほどお気に入りです!更新して欲しいです‼ (2022年10月18日 17時) (レス) @page12 id: fd925561bb (このIDを非表示/違反報告)
るるんぴ - 凄く好きです!!続きよかったら書いて欲しいです!!🙏 (2022年8月30日 9時) (レス) @page12 id: 5497c634d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海獅子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月13日 18時

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