【ハイキュー!!】猫耳付けた小さな子供を拾って,チョコを上げたらイケメンに……っては！？パート３【HQ!!】

８６匹目 ページ5

―――及川 SIDE―――――








及川「ッ…」





完全に囲まれた






俺と岩ちゃんの言い合いの後,すぐに,挟み撃ちにされて囲まれた


銃は持っていないようだが,人数が多すぎる



会場にいた使用人+他の所で待機していた奴らもいるのだろう





でも,これだけはわかった




こうなったのは,俺のせい


俺が,矢巾達の所へ戻ろうとしたせいだ



あぁ,悔しい


そして,皆に申し訳ない









岩泉「…あんま自分をせめんなよ。お前のせいじゃねぇ」



岩ちゃんは,俺の肩に手を置いて,そうつぶやくように小さな声で言った





そして,岩ちゃんは一歩前に出て,敵たちに言った









・









岩泉「ちょっとそこどいてくれねぇか」







ドコッ



「「「「「「！？」」」」」」




岩ちゃんは敵の返答を聞かずに殴る







「コイツ…！」


「おい！あんま傷つけるなとのご命令だぞ！」




敵は,慌てながら俺達に反撃してくる




黒尾「ふッ…仕方ねぇな！」



クロちゃんも,敵を殴る



あーもう！こうするしかないのかよ！！


俺は,意を決して,殴り掛かってくる敵の腹めがけて蹴りを一発入れた




皆を見ると,結構殴り倒していて,このままいけば逃げれるかも…！！


そう思って,敵をやっつけていた





―――でも,その考えもすぐに消えた







・








・






シュー…



そんな空気の音が聞こえた


すごく小さな音で,聞こえてない人もいるみたいだった





及川「……なんの音？」



俺が呟くと,弧爪ちゃんがハッとしたように叫んだ





研磨「皆,息しちゃダメ！！」



弧爪ちゃんが,口に手を当てながら言った







及川「いやいや！そんなことしたら死んじゃう………って,あれ…？」



頭がくらくらしてくる


この状況も忘れて睡魔に襲われる



足がふらついて,立つのもままならない




生まれたての小鹿ってこんなかんじなのかな


なんて呑気な事思ってた







視界が一気に回転して,地面に倒れたのがわかった



俺は,そこで意識が途切れた




・

８７匹目→←８５匹目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す