【ハイキュー!!】猫耳付けた小さな子供を拾って,チョコを上げたらイケメンに……っては！？パート３【HQ!!】

９２匹目 ページ11

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A「ッッ」



廊下を走る


ドアの隙間から見える部屋の中を確認しながら




皆がいないか探しながら走った








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ガシッ




花巻「…まって」


A「離して貴大！皆が…！！」


松川「だって,お前。ただがむしゃらに走ってるだけじゃん」




一静の言葉を否定できずに黙り込む






花巻「ったくAは。昔からそういうとこ,変わってないねぇ」



そうニヤッと笑って,ポケットからA4サイズの紙を出した


その紙は…





A「…この会場の…地図！？」



花巻「せーかいっ♪」





「何でこんなの持ってるの？」と驚きながら聞くと,一静はふふっと笑った


その地図は,とても細かく書いてあって地下２階から地上５階までの地図だった








松川「まぁ,この地図は俺達が盗ってきたもんじゃないんだけどな」




A「…？


じゃあ,誰が？」





花巻「うーん。Aも見たことあると思うよ？


小さなヒナガラス君にね」





貴大は悪戯っ子のように笑ってから,「じゃあ行くぞ」と歩き出した



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「−−−−！−−−！−−！！−−−−−！！」



A「！！」




声が聞こえた後方に振り返る






松川「どーした？」



A「…」




確かに聞こえた声


聞いたことのある声だった



何かに訴えるような,叫ぶような声だった


何を言ってるかは聞き取れなかったけど…






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A「…」



嫌な予感がして,そちらへ走り出す





２人も驚きながら私を追う



花巻「ちょ,どうした！？」


A「こっちに誰かいる！！」


松川「誰がいんの？」


A「わかんないけど…いいからついてきて！！」






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A「…確か,こっち！」



ぐるっと角を曲がる





すると,あるドアの前に人影があった








それは




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A「…孝支？」






菅原「え……A…？」



かすれた声の孝支がいた

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