ep.44 ページ46
JN「Aちゃんとジェミンはすれ違ってばっかりだね」
出会って早々にジェノくんの口から出てきた言葉は、呆れたような、それでいてちょっと苦笑いな顔で言われた。
あの後カフェに1人取り残された私は、
可哀想なくらいドロドロに溶けてしまったフラペチーノをただじっと見つめるだけしかなくて。
「Aはうんと甘いのね」
と眩しいくらいに優しい笑顔を向けてくれた数分前のジェミンくんはもうどこにもいない
何でか弁解する気力も起きなくて、
ジェミンくんからのメッセージが来ないかとスマホを見てはやめてを繰り返した後、虚しくなってようやくカフェを出たのだった。
.
『だってサプライズしたかったから…』
JN「気持ちは分かるけどジェミンにとってはマクヒョンを優先してるって思っちゃったんじゃないかな」
今にも泣きそうな顔の私を、困ったような笑顔になりながらも慰めようとしてくれるジェノくん。
昨日の今日で居ても立っても居られなかった私は結局ジェノくんに助けを求めるかのようにメッセージを送ってしまった
さすがのジェノくんも今回の件は私だけの味方はしてくれなそうだ…
JN「素直にジェミンの誕生日のためだって言ったら良かったのに」
『…言えてたら最初からこんなことになってないよ』
JN「連絡は？」
ジェノくんのその言葉にも力なく首を振って返事をする
『私からも送ってないしジェミンくんからだって何も』
JN「俺から誤解だって言おうか？」
『ううん…大丈夫。
私が引き起こしちゃったことだし自分でなんとかしなきゃ』
相談したくせにごめんね、そう言って謝ればなにか言いたげな顔をしたジェノくん
だけどまたすぐいつものように笑って「そっか」と私の肩を軽く叩いた
『ちなみにジェミンくんってアクセサリーとかどんなのが好きかって知ってる？』
気を取り直してジェノくんに質問を投げかけてみると、うーんと腕を組みながら暫く悩む素振りを見せる
パッと顔をこちらに向けジェノくんがひねり出した答えは、
JN「Aちゃんから貰ったものだったらどんなものでも絶対喜ぶよ」だった。
その回答が1番困るんだよなぁ…
私が不服そうな顔をしたからかまた少し考えたあと「比較的シンプルなデザインのやつとか付けてるかも」と教えてくれた。
結局これと言ったものは思い浮かばなかったけど、
ジェノくんのおかげで何とか絞り込める段階には辿り着けた気がする
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Saya子(プロフ) - きょんさん» うわああ嬉しいコメントをありがとうございます(´；ω；｀)!! マクナナ私も大好きなのでどうしても出したかったのです…励みにこれからも更新頑張りますッ！ (2022年2月28日 22時) (
レス) id: 65ba7b1398 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 続き気になりすぎます…マクとナナ最強ですね (2022年2月28日 0時) (レス) @page22 id: 6d9e8baccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sayan
| 作成日時：2022年2月20日 1時
