ep.15 ページ16
『ジェミン君ごめんね付き合ってもらっちゃって』
放課後___
ジェミン君と一緒に帰る予定だったものの明日の授業で使う文献を借りるのをすっかり忘れていた。
申し訳ないから先に帰っていいよって行ったんだけど「ナナも行く」と私の服の裾を持って言ってくるもんだから断れなかった
最近ジェミン君は私といる時に自分のことを“ナナ”と呼ぶ
気分がいい時とか嬉しい時とか、、甘えたい時とか。
ジェミン君なりに使い分けてるみたいで、最近私はやっとこの“ナナモード”に慣れてきた。
・
JM「一緒に探す、どのへん？」
『んー、たぶんこの辺のはずなんだけど』
図書館に着きお目当ての文献を2人で指を指しながら探していく
あっ！あった！
『ジェミン君あったよ！』
私の後ろ側の棚を探してくれていたジェミン君に声をかけると「どこ〜？」と小走りでやって来る
『あそこ、、にあるけど届かないや』
グッと思いっきり手を伸ばしてみるけどギリギリ届かない位置にあるお目当てのもの。
確か台がどこかにあったはず、、、
手を伸ばすのをやめて「台取ってくるね！」とジェミン君に声をかけるとあからさまに“なんで？”と顔が物語っている
するとヒョイっとジェミン君が文献に手を伸ばしたかと思うと、そのまま私の両手にぽんっとそれを置いた
JM「ナナは届きま〜す」
「あ、ありがとう…」
JM「Aちゃん酷いなぁ、俺じゃなくて台を頼るの？」
私の頭を撫でて「まずはナナに言いなさいっ！」と怒るジェミン君。
ジェミン君背高いんだな……
そりゃ私よりは明らかに高いし届くんだろうけど、、心臓がドキドキして落ち着かない。
こう言うのあまり慣れてないし、誰かと付き合ってても甘えるのが苦手で全部自分でやらなきゃって思ってたから。
JM「Aちゃん？それ借りるんでしょ？」
ぼーっと文献を見ている私にジェミン君が声をかけてくる
ハッとして慌てて返事をした。
『ごめんごめん！
カウンター行って借りてくるから先に出て待ってて！』
JM「分かった」
ジェミン君は先に図書館を出て、私は急いで文献の貸出手続きを済ませるためカウンターに向かう
『お願いします』
「返却期限は2週間後です、お気をつけください」
無事に手続きも終わり小走りで出口に向かうと、、、ジェミン君と誰か女の子が揉めていた。
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Saya子(プロフ) - きょんさん» うわああ嬉しいコメントをありがとうございます(´；ω；｀)!! マクナナ私も大好きなのでどうしても出したかったのです…励みにこれからも更新頑張りますッ！ (2022年2月28日 22時) (
レス) id: 65ba7b1398 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 続き気になりすぎます…マクとナナ最強ですね (2022年2月28日 0時) (レス) @page22 id: 6d9e8baccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sayan
| 作成日時：2022年2月20日 1時
