No.5.5: 記憶 ページ13
けど、私は思い出さなくちゃ。
忘れられない、忘れちゃいけない。
“彼”のことを、＿＿“彼”との思い出を。
「!
充、くん…」
“充くん”
その名前を、小さく呟いた。
「＿ｯ!!
ど、して…その名前ｯ…!?」
目の前の一星くん(…否、光くんと言うべきだろうか)は目を大きく見開いて驚いている。掴まれている肩から、震えているのが分かる。
「…思い出したから。…ぜんぶ。
＿＿思い出せて、良かった…」
「…」
「私、充くんのこと…忘れたくない。
だって私…!充くんのこと、」
“『大切だから』”
「＿＿＿…黙って」
「んんｯ!?」
その瞬間。
言わせない、そう訴えるように強引に唇を奪われた。
「…んっ…どうして分かってくれないの、?」
ｷﾞｼｯとベッドが軋んで、一星くんが覆い被さる。逃げられない…苦しい…!
「俺だって辛いんだ…記憶が残ってるのは…君が、俺を通して他の誰かを見るなんて…ましてや、それが自分の兄なんて…。」
「だったら…“
「君が愛した“一星充”は、もういないんだ。」
「ねぇ、目の前にいるのは誰?」
「っは…ｯ……ひ、かる…くん」
あつい。
「…ふふ。
そう、いい子。…だから、“俺”だけを見て。俺には…Aしかいないんだ。分かるでしょ…?」
「…、ぅん…」
何も考えられない。
「Aも、俺だけがいればそれでいいよね。」
そう言って、光くんはジャージのポケットから“何か”を取り出し、ベッドの傍に置いてあったペットボトルの水と一緒に口に含むと、
今度はゆっくりとキスをした。
とろり、と流し込まれた“何か”を飲み込んで
ぼーっとする頭で考えた。
*
(…どうしてあの時、
−『だったら…っ…“
光くんは
−『君が愛した…ｯ“一星充”は、…ぅ…もういないんだｯ…!』−
＿＿＿＿“まだ”、泣いていたんだろうか。)
……To be continued
- - - - - - - - - - - - - - - - - - -
要するに、夢主ちゃんは催眠状態です。
色々なところを曖昧にしています。
これだけで理解するには難しいかもしれません。
記憶喪失の理由…光くんの心情…
自由に予想立ててみてください!
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そう(プロフ) - こんにちは！リクエストをお願いします！一星君が色々コレクションをするところが見たいです！意味が分からないかもしれないけど…一応お願いします！ (2020年2月10日 3時) (
レス) id: ce9574026d (このIDを非表示/違反報告)
きな(プロフ) - Joia さん» 初めまして!リクエストありがとうございます。嬉しいです!!お薬ネタいいですよね、頑張ります…!待っていてください…!! (2019年7月5日 22時) (レス) id: b65b806350 (このIDを非表示/違反報告)
Joia - すみません書き忘れました、惚れ薬の方でお願いします、なんかワガママで本当に申し訳ございません！ (2019年7月5日 22時) (レス) id: 92d44a8bca (このIDを非表示/違反報告)
Joia - リ、リリリ、リクエスト失礼します！一星君が夢主にDキスで飲ませるのをお願いします！！ (2019年7月5日 21時) (レス) id: 92d44a8bca (このIDを非表示/違反報告)
ぶらっくべあ - ﾎﾜﾜﾜﾜ…!つ、次のお話…光君のピンク… ｯ!!ｸﾞﾊｧ°д°(吐血) ﾀ､ﾀﾀ、私も楽しみにしてますうぅ!!(笑) (2019年3月5日 22時) (レス) id: 710df7b353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな | 作成日時：2018年11月25日 20時
