濱田side ページ44
「なあ・・なんなん、こいつ」
そう言って指差すのは、
真ん中のベッドで爆睡中の照史。
「散々寝かさへんとか言うてたくせに・・!一番に寝よる!!」
なんや修学旅行みたいで楽しそうやんって、ちょっと期待してた俺のワクワク返せや!
「・・どうしたん?」
俺が言っても淳太君は「そうやな」って返すだけで、何か考えてるみたいでそう聞いた。
淳「いや・・・今考えたらさ、のんちゃんとしげの二人部屋って、なんかあったらやばいよな。」
淳太君の言葉に、そういえば、と今更ながらに気付く。
しばらく二人固まって、
「まぁ、でもしげ、あいつあれでもしっかりしてるし、大丈夫ちゃう?」
そう返すと、淳太君も笑って「まぁそうやな」って。
それでも「なんかあったらあれやし」って枕元にスマホを置いて布団にもぐりこんだ淳太君。
「えぇ!淳太君までもう寝るん!?」
淳「もう1時や」
えっ!
つめたっ!!
てか、照史腹立つ―!!
でも、一人で起きてたってしょうがない。
もー、明日部屋のメンバー替えしてもらう!
せっかくみんなで泊まってんのに夜更かしせんとかおかしいやろ!まぁいっつも一緒におるけど!
なんて怒りながら俺も布団にもぐりこんだ。
夜更かしはしたかったけど、やっぱり体は疲れていたようで、布団にもぐったら一気に眠気が来た。
ー♪
どれくらい寝たんやろう、淳太君のスマホの着信音で目が覚めた。
ー「のんちゃんとしげの二人部屋ってなんかあったらやばいよな」
そんな言葉が急によぎって、慌てて飛び起きた。
それは淳太君も同じで、淳太君は画面に表示された名前を見ると、慌てて電話に出た。
淳「しげ!?どうした?なんかあった?」
慌てた淳太君が出した名前に、動きが固まる。
なんかあったんか・・?
淳「しげ・・!?聞いてんのか!?しげ!!」
何度も呼ぶ声が大きくなって、俺の鼓動も早くなった。
淳「ちょ、俺しげの部屋行ってくるわ、あいつ、発作かもしれへん」
淳太君はそう言うと、俺の返事も聞かず、なんかやたらいろんな物にぶつかりながら走って部屋を出て行って、
面白いという感情はないのに、フッと鼻で笑ってしまいながらも、俺も走って着いて行った。
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みかん(プロフ) - きいさん» コメントありがとうございます!(T_T)楽しみにして頂けているのが本当に力になります!あったかいコメントにまた頑張ろうと思えました!更新頑張ります(/_;) (2019年3月21日 23時) (レス) id: 54e4c975d6 (このIDを非表示/違反報告)
きい - いつも更新楽しみにしてます!話が進むにつれて涙涙です。しげちゃんの思いが切なくて悲しくて泣けます!!これからもお話すごく楽しみにしてるので更新頑張ってください!! (2019年3月21日 1時) (レス) id: 5833ae3a0f (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - すぴんさん» いつも本当にありがとうございます!優しいコメントに力をもらっています(T_T)なるべく更新できるように頑張りたいと思っているのでこれからもよろしくお願いします(;_;) (2019年3月14日 21時) (レス) id: 54e4c975d6 (このIDを非表示/違反報告)
すぴん(プロフ) - 更新本当に嬉しいです!みんなな優しさ、重岡くんの強さに泣けてきます…これからも楽しみにしてます! (2019年3月13日 23時) (レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - Minaさん» コメントありがとうございます!更新遅くなり本当にすみませんでした(TT)楽しみに待って頂けてすごく励みになっています!更新頑張ります! (2019年3月11日 22時) (レス) id: 54e4c975d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2019年1月17日 23時