どんな景色でも君がいたから意味があったよ＊6＊ (ページ9)

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濱田side ページ9

今日は31日。

実家に帰ろうと思ったけど、今日は仕事があって明日帰ることにした。

一人で借りてきたDVD見ながらゆったりとした年末を過ごす。

「あー、やっと休めるわぁ～」

最近ずっとドラマの撮影続きで休みがなかったから、嬉しくて心の声がでる。

ー♪

寝転がってDVD見てたら、メールが来てスマホに手を伸ばす。

「こんな年末に誰やねん・・・・・は・・・・・！？」

相手は流星だった。

その内容に目を疑う。

ーなあ、カウントダウン見た？あの4人のユニット、デビュー決まったらしいな

慌ててテレビをつけたら、カウントダウンはもう最後の方で、たくさんの先輩たちが映ってた。

大勢いるのに、4人はすぐに見つけられた。

きっと、急に決まった話なんやろう。

やって、一昨日雑誌の撮影で会った時、4人は何かを隠しているふうではなかった。

戸惑いで、いっぱいだった。

でも、それ以上に、

なぁ、

なんでそんな顔してるんよ。

デビュー、決まってんで？

もっと笑えや。

もっと嬉しそうな顔しろよ。

なんで、

なんでそんな、悲しそうな顔してんねん。