どんな景色でも君がいたから意味があったよ＊4＊ (ページ40)

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流星side ページ40

舞台は大体2日に1回のペースで開演した。

公演がない日はレッスン、稽古。

そして7WESTの僕らは雑誌の取材が多くなった。

毎日のように4人で集まって、4人でいることが当たり前になっていて、

毎日のように会ってるのに、いつも他愛もない話で笑ってられることが、

幸せやなぁって思う。

そんなある日、取材の後、事務所の上の人に呼ばれた。

嬉しい話があるって。

緊張しながらも、「なんやろうね」ってお互い言いあう顔は、笑ってる。

「」「7WESTが主演で、映画の話がきてるんだ」

上手く言葉が呑み込めなかった俺の耳に、

望「ほんまですか！？」

って、望の張り裂けそうなくらい大きな声が響いた。

「」「舞台見てて、期待をもてる4人だと思ってくれたみたいでさ、良かったな」

「詳しいことはまた改めて」そう言って上の人が出ていった後、

望がめちゃめちゃ大きい声で、「やったー！！！」と叫んだ。

神ちゃんとしげは、呆然。

望「なぁ！しげ！神ちゃん！流星！しっかりしてや！映画やで！！映画！！」

1人1人順々に肩をゆする望に、しげは「あぁ・・」と笑いながらもまだうまく理解できてないらしい。

神「・・ちょっと規模がでかすぎてよぉ分からんわ・・」

神ちゃんが苦笑してる。

望「流星も！他人事ちゃうで！？俺らの話！」

あ、ばれてた。

めっちゃ他人事で話聞いてたわ。

そんな俺らも、しばらくするとみんな笑って、

「頑張ろな」

って肩を叩きあってた。

思ってたんや。

少しでも。

4人で、デビューできるんかもしれへん

って。

この話が来た時から7WESTの活動は増えて、

心のどこかで、

4人ともきっと、

思ってた。

この4人で、

デビューしたい

って。