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桐山side ページ35
ー「おはようございます！」
スタッフさんに挨拶しながらぞろぞろと楽屋に入る。
淳「荷物はそこまとめて置いとき。あと飲み物こっちやで」
小さい子たちに説明する淳太君。
久しぶりやなぁ、この楽屋。
淳太君を見て感心しながらもそう思って楽屋眺めてたら、
ぎこちない2人が目に入った。
しげと望。
二人とも居場所がないみたいにあっちいったりこっちいったり、挙動不審。
主な出演者の中で、舞台が初めてなのはしげと望だけ。
そりゃ、緊張するよな。
「おい！この楽屋馬がおる！」
楽屋の隅に馬の被り物見つけてそう言うと、
濱「それ俺のことですかー？」
濱ちゃんがじろっと俺を睨んだ。
「え！？誤解や！あの被り物のことやって！決して濱ちゃんのことでは！」
濱「あ、そうやったん？俺、てっきり自分のことよばれたんかと」
「被害妄想やー！やっぱり馬やったんやー！」
濱ちゃんと言いあってたら、
しげと望、こっち見て笑ってた。
良かった。
やっと笑ってくれた。
少し緊張がほぐれたのか、２人はその後笑いながら話してた。
濱「おい！俺をネタにして笑いを取るな！！」
しげと望みて笑ってたら、濱ちゃんに頭叩かれた。
いや！やから誤解やって―！！
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作者名：みかん | 作成日時：2019年1月30日 0時
